2014年1月31日金曜日

■【中国ブログ】日本の「おでん」は格別に美味しかった

【中国ブログ】日本の「おでん」は格別に美味しかった
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サーチナ  2014.01.31

 寒い時に食べたいものとして「おでん」を挙げる人は多いのではないだろうか。最近ではコンビニエンスストアでも購入できるため、食べたいときにはいつでも熱々のおでんを食べて温まることができる。さらに、おでんの缶詰もあるぐらいだから、日本人の国民食とも言えるだろう。

 仕事で日本に数日滞在したことがあるという中国人ブロガーの「〓俊不綉鋼」さんは、日本でたくさんおいしいものを食べる機会があったそうだが、「特においしかった日本料理はおでんだった」とふりかえり、「東京に来ることがあったら是非おでんを食べてみて」と勧めている。(〓は門構えに虫)

 それもそのはず、筆者が訪れたのは東京・麻布十番にある創業90年以上の老舗おでん専門店だ。わずかな滞在期間にもかかわらず、筆者は良い店を選んだと言えよう。暖簾をくぐると優しい目をした女性店主がいて、メニューがおでんのみということに驚いた様子の筆者。筆者が訪れた日は客が多かったようで、こじんまりとした店舗に客がひしめき合いながら絶品のおでんをいただいたことが楽しい思い出になったようだ。

 おでんは中国でも「関東煮」として親しまれている。具や形に違いはあるものの味は日本のおでんに近く、串に刺して気軽に食べられる「軽食」というジャンルを確立している。

 おでんは関西地方で「関東煮」、「関東炊き」と言われることが多い。中国には、日本の関西地方のことばが入ったと考えられる。「関東煮」、「関東炊き」は当て字で、もともとは広東風のごった煮を真似した料理であったため、「かんとん煮」、「かんとん炊き」と呼ばれていたとの説もある。

 しかし、中国の「関東煮」と日本で食べる専門店のおでんは味が違ったようだ。「日本のおでんは格別においしかった」と感動を綴っている。大根、練り物、もち巾着、各種野菜、こんにゃくなどが香りの良い澄んだだしの中でうまみを吸って、とても美味しかったという。
 
 なお、「おでん」は台湾住民が古くから使う台湾語(福建方言に近い)では「黒輪(オーリェン)」と呼ばれる。日本のおでんとは味がかなりっているが、日本統治時代に伝わった可能性が高い。

 日本人の大好きなおでんが、国を超えて理解され、愛されているのは嬉しい限りだ。外国人旅行客には、ぜひ日本のおでんを食べてみてもらいたいものだ。



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