2013年11月11日月曜日

■【仏国ブログ】簡単でヘルシー、フランスで注目される「おにぎり」

【仏国ブログ】簡単でヘルシー、フランスで注目される「おにぎり」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1111&f=national_1111_014.shtml
2013/11/11(月) 10:53  サーチナ

 フランス人女性が、ブログ「nani nani?!」で、おにぎりのつくり方について紹介した。

 筆者は、友人のシェフを招いておにぎりを作ってもらい、その様子をブログにつづった。まず、「フランス人がピクニックにハムとバター入りのサンドイッチを持っていくのに対し、日本人はおにぎりを持っていく」と説明した。

 おにぎりはサンドイッチと同様に好きな具を中に詰められ、簡単に作れることを伝えた。この筆者のたとえは、あながち間違っておらず、フランス人の主食がパンなのに対し、日本人はお米を食べる。両者ともに、その主食に具を詰め合わせたものがお弁当の定番であることが、筆者の説明からくみ取れる。

 また、おにぎりを作るにあたり、まずお米を炊く手順から説明した。フランスのお米は日本米とは異なり、縦長でねばりが少ないという特徴がある。そのため、「丸いお米を用意する」ことから解説したようだ。また、炊飯器も日本ほど浸透していないのが実情なので、お鍋で炊飯する方法を紹介している。

 続いて、具の材料には、日本人にとって定番である鮭、梅干し、おかかなどではなく、ツナ缶やマヨネーズ、卵の黄身、ネギ科のエシャロットなどを挙げた。おそらくツナマヨネーズと卵にネギの風味を効かせたタイプの具を作るためだと思われる。欧米人がよく食べる寿司は「カリフォルニアロール」や「カニマヨ」、「ツナマヨ」など、マヨネーズを使った具材が多いが、おにぎりでもやはりマヨネーズが登場している点が興味深い。

 日本人にとって、おにぎりは日常食であり、2、3個食べられるという人も多いはずだ。しかし、お米を主食としないフランス人にとって、おにぎりをたくさん食べるのは難しくすぐにおなかが膨れてしまう傾向にあるようだ。

 筆者は日本に滞在していた経験上、おにぎりに関する知識を持っていたが、フランスで知っている人は少ないようだ。しかし、日本を訪れたことがないフランス人の中にも、近年パリで多様な日本料理レストランが展開されていることから、それと同時におにぎりの存在も広まりつつある。

 またパリには、おにぎりを専門とするお店もあり、野菜や肉をデコレーションしたおにぎりを、お弁当として出している。訪れたフランス人からは、栄養のバランスがとれていて、寿司とはまた違った趣きや味わいが得られると人気があるようだ。

 筆者のブログを通して、日本のシンプルな家庭料理のひとつとして、おにぎりがフランス人にも好まれている様子がうかがえる。


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