2013年11月6日水曜日

■【米国ブログ】日本の「神社」と「寺」、その見分け方は?

【米国ブログ】日本の「神社」と「寺」、その見分け方は?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1106&f=national_1106_023.shtml
2013/11/06(水) 10:29  サーチナより

 米国人女性が、ブログ「Geeky Ginger Girl」で、日本の「神社」と「寺」について記した。

 筆者は日本を観光するにあたり、日本の2大宗教として「神道(しんとう)」と「仏教」に関心を寄せた。そして、それぞれの宗教を代表する建築物である「神社」と「寺」の相違点について述べた。

 「神道」は八百万(やおよろず)の神を祀(まつ)る日本独自の宗教であり、「仏教」は主に広くアジア圏でよく見られる仏陀(ぶっだ)を信仰する宗教である。それぞれの宗教的建造物である「神社」と「寺」は似ているが、日本人は異なるものとして認識している。

 しかし、米国人の筆者にとっては、2つの区別がつきにくいようで、その見分け方を説明した。まず、「神社」と「寺」の共通点として「美しい建造物や庭がある」と述べた。その上で、「仏陀の像があれば、そこは明らかに寺」で、また「神社には狐(きつね)の像や、鳥居があり、寺には多層塔(バゴタ)がある」と、そこにある像や建築物などの「モノ」で見分ける方法について写真とともに紹介した。

 一方で、現代の日本人にとっては神社か寺かよりも、例えば初詣などでは「どんな御利益があるか」や「誰が祀られているか」などが関心事となるケースも多い。また、両者の宗教性やその違いに興味を持つことなく、外国人観光客以上に一つの観光地として認識していることもありそうだ。

 筆者が慌ただしい観光の中で、「神社」と「寺」の違いに興味を示したように、外国人旅行者にとってはどちらも珍しく、また似ているからこそ、その違いが気になったのかもしれない。

 筆者は、「この旅は、単なる観光以上のものだった」、「2週間の旅程で6カ所の神社と11カ所の寺をめぐった」と述べ、かなり充実した旅行になったようだ。また、これらの宗教に興味を持った理由として、「相手の宗教などをよく知ることは、相手を理解することができるから」と、日本や日本人を理解するためであったことを明かした。

 ただ筆者は、「基本的に急ぎ足だった」とも述べており、ゆっくりと観光ができなかったことを残念がった。次の機会があれば、観光に加えて、それぞれの神社や寺のご利益なども知ってもらえれば、さらに理解が深まりそうだ。一方で、日本人としては筆者のような外国人旅行者に質問された場合には、これらの違いを説明できるようにしておきたいものだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿