ダルビッシュ4勝49奪三振でトップ、今季300奪三振も可能
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0426&f=national_0426_003.shtml
2013/04/26(金) 06:51
25日、メジャーリーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手は敵地でエンゼルス戦に登板した。ダルビッシュは6回100球を投げ3安打2四球11奪三振の快投。試合は11-3のスコアでレンジャーズが勝ち、これでハーラートップに並ぶ4勝目をあげた。また通算奪三振は49と2位のヘルナンデス(マリナーズ)の37を大きく引き離し独走中。メジャー2年目でいよいよその真価を見せ始めた。
「自分が受けた中では最高のファストボールだった」と試合後述べた捕手ピアジンスキー。あと一歩で完全試合を逃した時と同様「受けていて楽しいよ」とも付け加えている。ダルビッシュ自身も「カットは数球しかなげていない。速球、スライダー、カーブ、十分の出来だった」と述べたように、この日は最速98マイルの速球が素晴らしく、それにスライダーのほぼ2種類のコンビネーションだけでエンゼルス打線を翻弄。4回以降はスローカーブも交え、11個の三振を奪っている。
この日の快投を予感させたのは立ち上がりの1回。先頭のボージャスを四球で歩かせてノーアウト1塁。昨年19打数6安打と打ち込まれている新人王マイク・トラウトを迎える。しかしダルビッシュは彼を簡単に1-2と追い込むと最後は外へ大きく逃げるスライダーで空振りの三振。続く強打者プホルズには力で押し、なんとストレートでの三球三振。この2つの三振が好投の幕開けだった。
4回に味方打線が9点を奪う猛攻。34分という長いインターバル後もダルビッシュの投球には全く影響がない。先頭のトラウトをピッチャーゴロ、プホルズにはまたも速球勝負で、センター深くのフライに切って取る。続くハミルトンの初球にはこの日初めてのスローカーブを投げ、完全にタイミングを外しての空振りを奪う。元チームメイトは苦笑いを浮かべるしかなかった。
ハミルトンの2球目にはサインが合わず、ピアジンスキーとマウンドで話す場面も。が、その口元には笑みが見え、お互いの信頼が高いことをうかがわせている。試合後、2012年「最も嫌われている選手」NO.1になったそのパートナーについて、相性を聞かれると、「評判は悪いけれど・・・」と切り出し報道陣の笑いを誘ったダルビッシュ。「大人の対応をしてくれて自分にとっては大切なキャッチャー」だと述べている。テンポの良いリードのピアジンスキーとの相性は非常に良いようで、今季の好投を大きく後押ししているのは間違いないだろう。
「すごく良かったけれど、今日は今日で終わって、次をしっかり投げることだけを考えている」と締めくくったダルビッシュ。このままのペースで行けば20勝はもちろん可能。また奪三振も今の1イニング平均約1.5個のペースなら200イニングで300個を超えることになる。2000年以降、300以上の奪三振を記録したのはR・ジョンソンとC・シリングの2人だけ。それが不可能ではないと思わせるところに2年目の彼はいる。
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