2013年4月30日火曜日

■【中国ブログ】銃弾よりも早く移動…今の抗日ドラマは許せない


【中国ブログ】銃弾よりも早く移動…今の抗日ドラマは許せない
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0429&f=national_0429_069.shtml
2013/04/29(月) 18:35

 中国では連日、抗日ドラマが放送されているが、最近ではその本数が増えているばかりか、演出にも問題があると中国人視聴者の間でも批判の的になっている。中国人ブロガーの周易李秋雨(ハンドルネーム)さんは抗日ドラマの問題について、自身のブログで持論を展開した。

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 筆者は現在の抗日ドラマの問題点として、ドラマのカンフー化、アイドル化、日本兵の顔のパターン化などを挙げ、「このようなエンターテイメントと化した抗日ドラマは、歴史や革命に命を捧げた烈士に対する不敬である」と切り捨てた。

 筆者はまた、「われわれの歴史の恥を低俗な娯楽におとしめた抗日ドラマは、歴史に対する裏切りでもある」と痛烈に批判。「戦争とは残酷でありつつも、まじめに取り上げるべき話題だ。こんなに簡単に敵を倒せるなら、われわれはなぜ日本軍にあんなにも長期にわたって苦しめられたのか」と自らの見解を綴った。

 最近の抗日ドラマでは、カンフーで飛んだり跳ねたり、銃弾よりも早く移動したり、一人で100人もの敵を倒したりと、滑稽なシーンが満載だ。筆者は、エンターテイメント化した商業利益を追求する抗日ドラマは、歴史や視聴者に対する無責任な態度にほかならないと厳しい言葉で結んだ。

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 勇敢な英雄らしき人物が旧日本兵を素手で半分に裂くシーンなど、中国の抗日ドラマはもはや笑いを誘っているとしか思えないほど荒唐無稽な内容になっている。中国のネット上でも同シーンについて「スルメイカでも裂いてるつもりか?」などと批判の声があがった。

 全国政治協商会議に出席した有名俳優の陳道明委員は、中国の抗日ドラマ・映画の娯楽化を批判し、「一部の抗日ドラマは歴史を勝手に書き換えており、歴史と一致しない抗日ドラマの氾濫は、青少年をミスリードする」と警鐘を鳴らした。



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