2013年4月26日金曜日

■中国人学生に米大学教授「嘆息」…学問の良心なくカネで解決


中国人学生に米大学教授「嘆息」…学問の良心なくカネで解決
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0426&f=national_0426_027.shtml
2013/04/26(金) 13:31

 米国内で学ぶ中国人留学生は増加の一方だが、大学などで学ぶ「大前提」である「学問上の良心」を持ち合わせていない者がおり、担当教授を嘆かせている。中国新聞社などが報じた。

 アリゾナ大学で中国人学生研究者連合会(ACSS)の指導教師を務める雷宏准教授によると、一部の中国人学生の間で「カンニング」や「試験問題の事前売買」などの現象が見られる。入学時の書類審査では英語能力を示すTOEFLの成績が極めて優秀だったのに、入学してみると同大学で勉学を修められるレベルにはとうてい達していない場合があるという。

 雷准教授によると、かつて「息子をある学術プロジェクトに参画させようと、親が教授に数万ドルの賄賂(わいろ)を渡そうとした事件があった」という。同事件の発覚後、大学側は同学生を除籍処分にした。同件について、中国からきた学生らは「『別に大したことではないのに』と反応する」と、雷教授は嘆く。

 アリゾナ大学を含め、全米の多くの大学教員が「今の中国人学生」とのテーマで、インターネットで議論を重ねているという。雷准教授は「米国人教授には、中国人留学生を『特殊なグループ』として扱ってほしいのだが」と述べた。

 中国の駐ロサンゼルス総領事館で教育関連を担当する陳准民参事官は、「中国人学生が学問上の良心を順守しないとの話を聞いたことはある」と述べた上で、「駐在ロサンゼルス総領事館の所管地域では、それほど普遍的な現象ではない」と説明した。

 陳参事官は「この種の問題は、現地の“土壌”にも関係する」と主張。「米国でも著名な大学では学術文化の雰囲気が謹厳で、学術上の捏造(ねつぞう)や学生のカンニングといった問題の発生は少ない」と指摘した上で、「米国の一部の学校は、カネを儲けるたに、入学の敷居を低くしている。やめてもらいたい」と述べた。

注)
記事は、雷宏准准教授の経歴などは伝えていない。中国メディアの習慣として、中華系米国人、米国国籍を取得した中国人などについて、英語氏名ではなく中国語名で表記する場合が多い。

 また、中華系ではない外国人でも氏名を漢字表記する場合に「人名としてよく使われる文字」を使う場合があり、文字を見ただけでは外国人であるか中国人であるか見分けにくくなる場合がよくある。

 例えば「マルクス」は「馬克思」と書くが、「馬」は中国人の姓としても珍しくない。ロシアの故エリツィン大統領は「葉利欽」。「葉」は中国人民解放軍の創設者の1人である葉剣英元帥の姓でもある。「馬克思」も「葉利欽」も有名人でなければ「中国人」と誤解されておかしくない人名表記だ。

 従って、雷宏准准教授が中華系の人物でない可能性もある。



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