F-35単機の価格は1億ドル超か 多くの買い手は敬遠
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0424&f=politics_0424_008.shtml
2013/04/24(水) 11:31
米軍事情報サイト「STRATEGY PAGE」は17日、米国製の新型戦闘機「F-35」はコストが大幅に膨らんでおり、海外の多くの買い手を敬遠させていると伝えた。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
オランダはこのほど、これまで米国から調達した戦闘機(一般的にF-16を指す)とF-35を比較し、F-35のコストと機能について疑問を呈した。オランダは検査用に2機のF-35を調達したが、F-35の1時間当たりの飛行コストはF-16を60%も上回るとされた。
F-35のコストは当初、そのほかの戦闘機(F-16、F-15、F-18)と同水準か、それを下回ると予想されていた。しかし数年が経過し、F-35のコストが急速に膨らんでいる。F-35の現在までの開発費用は計650億ドルに達している。
米空軍の推算によると、今後3162機のF-35が製造される場合、その費用は合計で2兆ドルを上回ることになる。またひとたび製造に遅れが生じれば、予定外のコストがさらに増加するだろう。現在の予想によると、F-35は3-4年後に就役することになるが、米国防総省は開発・生産コストが上昇を続けているため、F-35の生産数量は減少するとしている。
米海軍は、F-35の調達を選択する国は少ないと予想している。しかしF-35の製造企業は、どれほど多大な代価を支払うことになってもF-35の製造を続け、海軍に就役させると表明した。
F-35はF-22戦闘機と同じく、大量の新技術を採用したステルス戦闘機だ。そして過半数のF-35(総生産機数の約60%)は、国外に輸出される。しかしF-35のコスト高騰を受け、多くの国家はF-35の大量調達に消極的になっている。イラクやアフガニスタンにおける精密爆撃の効果もまた、将来的に戦場では多くの戦闘機が必要とされないことを証明した。もっとも重要なことは、F-35の単機のコストが最終的に1億ドルを突破すると推計されていることだ。これはどの国にとっても受け入れがたい金額にほかならない。
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