化学肥料に大量の有毒物が混入、水田の苗が枯死―江西省吉安市
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2013年4月28日 7時10分
2013年4月26日、新京報によると、使用した化学肥料に含まれていた有毒物が原因で、江西省吉安市などで少なくとも440ヘクタールの水田が影響を受け、多くの苗が枯れる事件が発生した。
江西省吉安市安福県甘洛村で長年農業に携わってきた周さんが今年植えた苗は、当初は何も問題がなかったものの、肥料を撒いてから徐々に黄色く変化し、4月18日には完全に枯れてしまった。
周さんは「昔から稲を育ててきたんだから、やり方を間違えるはずがない。最初は苗に問題があったのかと疑ったが、村民と話した結果、『大農場』という肥料を使った農家は苗が枯れ、その他の農家は大丈夫だった」と話した。
同様の問題は安福県の他の村でも発生しており、調査の結果、苗が枯れるなどの被害を受けた水田の面積は少なくとも440ヘクタールに及んでいることが分かった。
また、政府の農業執行員の追跡調査によって、被害を受けた農家が使用していた複数のブランドの化学肥料は、すべて安福県にある「金色時代農資公司」が生産したものと判明。同社製造の化学肥料を分析した結果、4項目のうち3項目が不合格で、特に有毒物であるフッ素の基準値が大幅に超えていた。
このため、現地の警察当局は工場長など関係者を拘束するとともに、在庫商品を押収し、すでに市場に出回っているものについては回収を進めている。また、初期段階の調査によって、同社が浙江省から仕入れた原材料に問題があったことが分かっており、これについても当局が捜査を進めている。
安福県宣伝部の陳副部長は「被害に遭った村民に0.0667ヘクタール(1ムー)当たり750元(約1万2000円)を補償することを決定した」と話しており、これ以外にも苗1万5000kgを無償で配布する予定だという。
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