環境問題改善に巨大なビジネスチャンス、水資源処理だけでも十数兆円規模―中国
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2013年4月21日 9時10分
2013年4月18日、中国の環境問題改善に必要なコストは「底なしの穴」と同様で計り知れず、水資源の改善だけでも1兆元(約16兆円)以上の投資が必要で、巨大なビジネスチャンスが存在している。中国のニュースサイト・21CN網が伝えた。
水資源や大気、土壌の汚染など、中国が直面している環境汚染問題は極めて深刻で、政府やメディア、住民など各方面から大きな注目を集めている。一方で、環境汚染問題の改善を大きなビジネスチャンスと見る国内外の政府・企業も多数存在する。
米ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー州知事ら3州の州知事が16日、天津市や河北省など5地域の指導者と水資源などの環境改善に関する会議を開催した。ウォーカー州知事は「ウィスコンシン州には水資源技術の研究開発に従事する中小企業が多数存在する。中国企業が共に研究開発するだけでなく、これらの企業への直接投資を考慮してくれれば」と話した。
また、今月初めにはフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領が訪中し、「中国が環境問題の改善を含めた『中国の夢』を実現するために必要な先進技術と経験をフィンランドは持っており、両国の協力可能な潜在分野は巨大である。『中国の夢』の実現はフィンランドを含めた世界各国に多くの利益をもたらす」と語った。
コンサルティング会社・北京大岳咨詢有限公司の金永祥(ジン・ヨンシアン)社長は「中国における水資源処理に関するビジネスチャンスは非常に大きい。市場規模がどれだけのものかはまだ断定できないが、はっきりしているのは中国の環境改善は一刻の猶予も許されないことだ」と指摘。「北京の水処理と都市河川の改善だけでも数千億元(約数兆円)の投入が必要で、全国ならば1兆元を超えることは間違いない」と推測する。
同様に、中国石化石油化工学研究院で工業廃棄物・排水処理を主管する崔龍鵬(ツイ・ロンポン)教授も「中国の環境改善は底なしの穴と同じで、コストがどれだけ必要かは計り知れない。水資源に限っても米国レベルに到達させるためには巨額の投資が必要となる」と指摘している。
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