2013年4月11日木曜日

■中国は土壌汚染も深刻化、重金属汚染は100年前から


中国は土壌汚染も深刻化、重金属汚染は100年前から
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2013/04/98281.php
2013年04月10日(水)18時52分

[北京 10日 ロイター] 中国の環境保護省は10日、各地で行った土壌調査の結果、採取したサンプルから重金属と、1980年代に禁止された殺虫剤の残存物が検出されたと発表した。

重金属は少なくとも100年前のものとみられ、同国の環境汚染の深刻さがあらためて浮き彫りとなった。

中国では大都市の多くを覆う大気汚染に対し、インターネット上では政府の対応に不満が広がっおり、先月には上海市に飲料水を供給する河川で大量の豚の死がいが見つかったことで、水質に対する市民の関心も強まっている。

環境保護省のZhuang Guotai氏によると、農村部で使用される化学肥料のおよそ65%は不適切に使用されており、河川や土壌の汚染につながっているという。会見でZhuang氏は「今回の調査の結果、80年代に禁止された『666』という殺虫剤のほか、100年前から続いている重金属汚染を発見した」と述べた。

中国政府はかねてから主要都市における環境汚染に取り組む姿勢を見せているが、企業に対する強制指導などは行われず、ほとんど成果はあがっていない。




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