評論家「北京は高所得者が住む所」、ネット大炎上―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71549&type=
2013年4月22日 12時4分
2013年4月18日、中国の有名な財政・経済評論家の葉檀(イエ・タン)氏はこのほど、英紙フィナンシャル・タイムズの中国語版サイト・FT中文網に、「北京には高收入のグループしか住むことができない。地方から北京に出てきて働いている『北漂』は北京から出て行ったほうがいい」とする論説を掲載。ネットユーザーらから厳しい意見が殺到し、ネット上が炎上した。人民日報(電子版)が伝えた。
葉氏は同論説で、「北京に住むことができるのは高收入のグループ。資源の束縛という観点から考えても高收入のグループしか住めない。マンションの空き部屋が多いという現象は、富豪が不動産を投資の対象とし、急騰するのを待って高額の収益を確保しようとしていることを表している。そして、家賃の高騰により、生活に必要なコストも上がるばかり。同市は、人口の抑制を政府の功績管理に盛り込んでいることからも、普通の北漂は歓迎されていないことが分かる。自ら同市を離れるか、もしくは生活コストの上昇が原因で、仕方なく離れるかのどちらかになってしまう」との見方を示した。
同論説に、ネットユーザーから「でたらめだ」と反発の声が相次いだ。以下はネットユーザーのコメント。
「葉氏の記事はでたらめで、なんの価値もない。低収入のグループと北漂を一緒にするのはやめてほしい。自分の教授という身分を使って、北京で必死に働く人をバカにするのはやめてほしい」
「本当にがっかり。中国にはほかの省や外資系の企業がどれほどあるか知らないのか。『北漂』という言葉の意味も分かっていない。北京が首都でなかったら、こんなに発達した?話にならない。小学生でもわかる問題。どうして、あんなに優秀な教授がいまだに筋の通らない理屈を言っているのか」
「世界にある先進国の首都について、こんな論説がされるのは1度も聞いたことがない。この国でこんな論説があるということは、階層社会であることの表れで、人と人の間にはこんなに大きなギャップがあるということ。この専門家も以前は何も持たない一般人で、時間をかけて北京に根を生やしたはず。それで出世した今、自分と同じ過去を持つ人たちに『ここを離れろ』って?あまりにばかげている」
「来るのも去るのも自由で、収入が多いとか少ないとかは関係ないはず。水がなければどんな魚でも生きられない。誰が誰を見下げているとかではなく、個人の観点が多くの人のそれを代表することはできない。それに、この評論家は自分も北京出身でもないくせに、北京を代表することはできない。北京は誰でも大歓迎。北京は特定の個人やグループのものではなく、中国人みんなのものだ」
「なにかにつけ高收入、高収入って。もしかして食事をするたびに、給仕が必要なのか」。
0 件のコメント:
コメントを投稿