2013年4月11日木曜日

■【仏国ブログ】日本の女性専用車両は、男性差別?


【仏国ブログ】日本の女性専用車両は、男性差別?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0410&f=national_0410_011.shtml
2013/04/10(水) 10:56

 フランス人女性が、アジアに関する旅行サイト「CHINE VOYAGES」で、日本の女性専用車両についてつづった。

 筆者は、日本を旅すると、女性専用車両があることに旅行者は驚かされるに違いないと述べた。それと同時に、なぜこのような車両ができたかということについて、ラッシュアワー時に体が密着してしまう車内で、女性を守るために生まれたアイデアだと説明をした。

 フランス人にとって、まず電車内で痴漢行為があること自体が信じがたいようである。一般的にフランス人女性は強いというイメージがあり、男性に負けないように声を上げる社会の雰囲気があるため、仮に日本の車内で痴漢に遭遇した時のリアクションは日本人女性と異なるのかもしれない。

 また筆者は、一方で日本人男性のなかには、この女性専用車両自体が性差別だととらえる人もいるようだと伝えた。そのため、日本で初めて女性専用車両を設定した鉄道会社・京王帝都電鉄では、会社のホームページで、このことについて乗客の理解を求めるひと言を添えていたと紹介した。

 続いて筆者は、男性が女性専用車両に乗ることは法律で禁止されているわけではないことも伝えた。しかし、たまに行き場がなく乗車してくる男性乗客の存在に対しては、女性は自分たちの領域に男性がいることが迷惑であることを、躊躇なく指摘したりすることもあると説明。

 男性の中にはこの「男性差別」を早く終わらせるべきだと主張する声もあるが、一方で女性はもっと女性専用車両を増やすようにと声を上げる傾向にある。また、これは法律の問題ではない以上、道徳観の問題といえそうだと述べた。

 さらに筆者は、日本人タレントが道路で自転車にの乗った人間から痴漢を受けたことを伝え、女性専用道路を作るべきだという意見も紹介した。筆者は、日本人女性を守るためには、女性専用車両以外の保護区域も必要なのだろうか、と疑問を呈した。

 女性専用車両は、他国でも宗教上などさまざまな理由で採用しているケースがあるが、日本の場合は、特に満員電車の中で痴漢が発生するという環境から生まれたものといえる。日本国内でも賛否両論がある女性専用車両だが、フランス人にとっても日本独特の文化に映るようだ。



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