2013年4月10日水曜日

■韓国人は戦争の恐怖感じない?


韓国人は戦争の恐怖感じない?
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/08/2013040801088.html
2013/04/08 11:03

 北朝鮮の戦争リスクと韓半島(朝鮮半島)の情勢変化に敏感に反応する外国とは異なり、韓国国民の大半は余裕ある姿を見せている。

 日曜日の7日、ソウル市の汝矣島にある漢江公園は3万人を超える行楽客でにぎわった。ソウル市漢江事業本部の関係者は「前日に雨が降り、気温が大きく下がったにもかかわらず、行楽客の出足は夜遅くまで続いた」と話した。同日午後に2人の子どもを連れてきたJさん(42)は「北朝鮮の脅威は今に始まったことでもないのに、急に緊張して備えなければならない必要を感じない」と語った。

 これまで北朝鮮による戦争の脅威が高まるたびに売り上げが急増した即席麺、飲料水など生活必需品の買い占めも目立たない。イーマート、ロッテマートなどは「即席麺、飲料水、即席ご飯、缶詰などの販売量がやや増えたが、買い占めというほどではない。今後商品の供給量を増やす計画もない」と説明した。

 不動産市場でも売買や賃貸の取引が活発だ。ソウル市竜山区の不動産仲介業者によると、この業者だけで先週、マンションなどの売買・賃貸取引が7件あった。同業者は「マイホームを探す人は、北朝鮮のニュースよりも政府の不動産対策に敏感だ。戦争関連のニュースが流れても不動産の需要は減らない」と指摘した。

 インターネット上での反応も大差ない。あるネットユーザーは「外国では『韓国人は戦争の恐怖を感じない』と言うが、われわれは北朝鮮の脅迫にいちいち震えなければならないのか。実際、北朝鮮も戦争を選ぶことはないだろう」と話した。別のネットユーザーは「情報力が優れたサムスンの李健熙(イ・ゴンヒ)会長が6日に帰国しており、当面は戦争の心配をしなくてもよさそうだ」と書き込んだ。

 これについて、一部からは「戦争や安全保障に対する不感症は行き過ぎている」との指摘もある。過去の北朝鮮の挑発から生まれた「学習効果」によって平静を保つのはよいが、武力による挑発に対する基本的な備え程度は必要だからだ。

 韓国安保問題研究所の金熙相(キム・ヒサン)理事長は「最近、教育現場では戦争時の避難所を知らないなど、危機対応マニュアルを熟知していないケースがある。少なくとも戦争に備えた自治体の早期警報態勢と学校レベルでの危機対応マニュアル教育は必要だ」と述べた。



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