日系車メーカー、コスト減のため中国現地企業の部品採用を増加=品質の低下が問題に―英メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71533&type=
2013年4月21日 6時20分
2013年4月19日、ロイターによると、コストを引き下げて中国のローエンド車市場でシェアを獲得するため、日系自動車メーカーが中国現地企業の部品を採用する傾向が高まっているが、一方で日系メーカーが高い評価を獲得してきた品質に影響する恐れがある。環球時報(電子版)が伝えた。
中国自動車市場では、若い消費者の増加に伴って1万ドル(約100万円)以下の実用タイプの車両が各メーカーの販売最激戦区となっており、今後数年間で実用タイプ車の生産が40%近く伸びると予想されている。現段階ではこのクラスの車両は中国自動車メーカー間での争いが中心だが、ハイエンド車市場が飽和している現在、海外メーカーはいかにこのローエンド車市場でシェアを獲得するかを考えざるを得ない状況にある。
日系自動車メーカーが中国市場に参入した10年前、各社の部品調達は系列会社やその傘下企業からに著しく偏っており、ほとんどが日本から輸入したものだった。しかし、今や各社は中国企業からの部品調達を増加させ、コストを引き下げて現地の消費者ニーズに応えることで世界最大となった中国自動車市場を勝ち抜こうとしている。現在、ホンダや日産では90%の部品が現地企業から調達可能なものだという。
日産と中国企業の合弁会社である東風日産・購買部の山崎副部長は「何と言っても現地メーカーの部品は安い。当社が現地向けに開発したオリジナルブランド車『啓辰』のテールライトのコストは約40%も下がった」と話す。
しかし、中国製部品のレベルは向上したとはいえ、品質の問題が存在するのも事実。ホンダのスポークスマンは「当社は完全には現地化しない」と語った。また、日系主要各社に部品を供給している日本の部品メーカーは「日系メーカーは品質の低下を容認しないが、低下は避けられない」と話し、「部品供給会社はサンプルを提供するが、自動車部品の耐用度は検査だけでは分からない部分も多い。長期的に使用して初めて発見できる」と指摘している。
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