2011年9月24日土曜日

■インバウンド  訪都外国人旅行者、10年は過去最多の594万人に
http://www.kankokeizai.com/backnumber/11/09_17/inbound.html#01
第2625号《2011年9月17日(土)発行》     

 東京都の「観光客数等実態調査」によると、2010年に都内を訪れた外国人旅行者は約594万人で、過去最多となった。「10年7月の中国人向け個人観光ビザの発給条件緩和や、10月の羽田空港の再拡張・国際化が影響した」(観光部企画課)。

 観光関連施設や行祭事・イベント主催者に集客数を照会し、訪れた旅行者へのアンケート結果などから推計。

 訪都国内旅行者は4億6千万人で、こちらも過去最多。「日帰り客の増加が目立った」という。都内で消費した金額は4兆5千億円で、うち外国人によるものが4585億円となっている。

 観光消費が都内経済に及ぼす生産波及効果は9兆8千億円、雇用効果は52万人に上る。うち、外国人によるものがそれぞれ1兆円、5万6千人と試算される。
目的は買物 新宿に満足 訪都外国人
 東京都が都庁などにある東京観光情報センターを訪れた外国人旅行者約1700人を対象に実施した「2010年行動特性調査」によると、訪問目的は買い物(49.3%)で、もっとも満足した街は新宿(13.1%)だったことが分かった。

 買い物以外では飲食(38.3%)、散策(34.6%)が多い。特に、買い物はアジア人の割合が高い。新宿に次いで満足度が高かったのは銀座(8.4%)で、以下、浅草(8%)が続く。「アジア人は新宿、お台場に対する満足度が高く、欧州・北米・豪州人は渋谷、浅草に関心を示す」と観光部企画課。

 情報の入手先を聞いたところ、インターネットがもっとも多く54.4%に上り、次いでガイドブック(43.7%)、知人(21.4%)。東京の旅行に対しては90.3%が「満足している」と答え、再来訪の希望は92.5%に達している。


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