2011年9月22日木曜日

■エアライン  CAは30歳以下の美人に限る航空戦略

エアライン  CAは30歳以下の美人に限る航空戦略
How to Keep Air Hostesses Young and Cute
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/30-2.php
2011年09月07日(水)16時38分 パトリック・ウィン
 
 女性キャビンアテンダントは30歳までに定年退職させるというアジアの航空会社の経営(?)戦略とは
 
 アジアの大半において、女性のキャビンアテンダント(客室乗務員、CA)は、ただ礼儀正しくて乱気流の中でもこぼさず飲み物を注げればいい、というわけではない。彼女たちには、男性誌のセクシーモデルばりの美貌まで要求される。
 ではCAを常に若い美人ぞろいにしておくため、航空会社はどんな手段をとっているのだろうか。
 
 答えは彼女たちを30歳までに「定年退職」させることだと、タイのバンコクポスト紙のビジネス特集記事は報じている。
 いつでも魅力あふれる女性CAを取り揃えていると胸を張るタイの格安航空会社ノックエアのCEOが同紙に語ったところによると、同社の女性キャビンアテンダントは30歳までに退職する。その後は別の航空会社に転職できるよう、会社が斡旋をするのだという。
 そうすれば彼女たちは、まだ十分魅力的な状態で他の航空会社に転職できる、と彼は言う。もちろん、ノックエアほどルックスの要求が高くない会社に、だ。この方針は「性差別とはまったく無関係で、マーケティングの問題だ」と彼は同紙に語った。
 
募集枠の100倍の美女が殺到
 
 この方針を知り、20代前半のタイ人女性たちが大挙してノックエアに押し掛けている......抗議のためではなく、採用試験を受けるためだ。
 最近の人員募集では、たった41人の枠に4000人の応募が殺到。喜びを爆発させる合格者たちの様子はYouTubeでも見ることができる。
 
 美を厳しく要求されることで、CAといえばセクシーという「社会的評価」はますます強固なものになっている。アジアのメロドラマで、恋のお相手やセクシーな性悪女にCAが多いことからもそれがうかがえる。
 すでに1980年代には、シンガポール航空が自社のCAに「シンガポール・ガール」のキャッチコピーをつけ、積極的に宣伝していた。当時のテレビCMでは、魅力的な若いCAが、フライトの合間にキャンドルの明かりを点し、出会いに思いをめぐらすように遠くをじっと見つめている。
(GlobalPost.com特約)
 
 
 
 

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