2011年9月23日金曜日

■中国人が選ぶ「行きたい日本の観光スポット」、1位は?

■中国人が選ぶ「行きたい日本の観光スポット」、1位は?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0718&f=column_0718_003.shtml
2011/07/18(月) 09:46
 
  中国人の「日本観光」意識調査2011年7月 第2回目
 
(1)中国人が日本観光で行きたい場所、1位は?
 
 サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が2011年6月1-15日にかけて、中国全国の6000人を対象に、「日本への観光」をテーマにインターネット調査を実施。回答者6000人のうち、“日本に旅行に行ったことがない”回答者は4955人。その4955人のうち、「日本に行きたい」と回答したのは3507人であった。
 
 その3507人に対し、「もし日本に旅行に行くとすれば、どこに行きたいですか?(複数回答)」と聞いたところ、1位は「温泉」で、63.5%となった。
 
 2位は「料理店(日本食やスイーツ、和菓子などの店)」で60.7%、3位は「富士山」で60.5%となった。
 
◆「もし日本に旅行に行くとすれば、どこに行きたいですか?(複数回答可)」
 
1位:温泉(63.5%)
2位:料理店(日本食やスイーツ、和菓子などの店)(60.7%)
3位:富士山(60.5%)
4位:日本の伝統文化を体験できる場所(京都、浅草など)(55.3%)
5位:自然豊かな場所(北海道や屋久島など)(45.5%)
6位:遊園地・テーマパーク(ディズニーランド、USJなど)(35.6%)
7位:アニメ関連スポット(ポケモンセンタートウキョー、三鷹の森ジブリ美術館など)(34.6%)
8位:ビーチリゾート(沖縄など)(33.4%)
9位:スキー場(28.7%)
10位:家電量販店(26.3%)
11位:動物園・水族館(海遊館、旭山動物園など)(26.1%)
12位:ドラマや映画のロケ地(阿寒湖や静岡県など)(24.1%)
13位:ファッション・スポット(原宿など)(23.5%)
14位:秋葉原(22.7%)
15位:城などの歴史的建築物(大阪城、金閣寺や清水寺など)(22.5%)
16位:美術館、博物館(20.8%)
17位:先端技術をもつ町工場(18.8%)
18位:ゲーム関連の場所(ゲームショップ、ゲームセンター)(18.1%)
19位:高級デパート(17.8%)
20位:現代建築物(東京スカイツリー、六本木ヒルズなど)(16.6%)
21位:ドラッグストア(15.6%)
22位:日本の歌手のコンサート(嵐やAKB48など)(15.1%)
23位:100円均一ショップ(12.8%)
24位:相撲見学(11.1%)
25位:エステ、美容整形(9.3%)
 
 
(2)中国の消費者が求めているのは、「複合型の日本体験」
 
 今回のアンケート調査結果では、「温泉」や「日本食」、「富士山」、「日本の伝統文化を体験できる場所」など、“日本らしさ”が色濃い場所が上位となった。日本への観光経験がない中国人消費者が強く求めているのは、“これぞ日本”といえるような体験であることが伺える。
 
 一方、「遊園地・テーマパーク」や「アニメ関連スポット」、「スキー場」や「家電量販店」など、娯楽やサブカルチャー、スポーツや買い物を楽しめる場所も上位にランクしている。このことが表すのは、「日本」という国がいかに多様性に富んでいるか、言い換えれば、日本の魅力が中国人消費者からいかに多様に評価されているか、ということだろう。
 
 いま、中国の消費者が求めているのは、温泉につかり、京都を歩き、遊園地で遊び、家電量販店で買い物をする、といったような、日本の多様性に触れることができる「複合型の日本体験」だと考えられる。(編集担当:森川慎一郎・サーチナ総合研究所研究員)
 
 
 
■日本観光を経験した中国人の8割が「震災後も日本に行きたい」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0714&f=column_0714_002.shtml
2011/07/14(木) 10:03
 
中国人の「日本観光」意識調査2011年7月 第1回目
 
(1)日本観光を経験した中国人の79.4%が「震災後も日本に行きたい」
 
 東日本大震災の発生から4カ月が経つ。日本政府観光局(JNTO)によると、震災後の訪日外客数は次のように推移している。
 
3月:35万3000人(前年同月比50.3%減、12日~31日は73%減)
4月:29万6000人(前年同月比62.5%減)
5月:35万8000人(前年同月比50.4%減)
(出典:日本政府観光局ホームページ)
 
震災により、訪日外客数は大きく減少している。
そうしたなか、中国では日本への観光に対する不安感が和らぎつつあるようだ。
 
 サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が2011年6月1日-15日にかけて、中国全国の6000人を対象に、「日本への観光」をテーマにインターネット調査を実施。回答者6000人のうち、日本に旅行に行ったことがあるのは1045人(17.4%)。その1045人に対し、「東日本大震災が発生したが、今後また日本に旅行に行きたいと思いますか」と聞いたところ、「思う」が79.4%、「思わない」が20.6%となった。
 
 また、“日本に旅行に行ったことがない”回答者4955人に対し、「日本に旅行に行きたいですか?」と聞いたところ、「凄く行きたい」が23.6%、「まあまあ行きたい」が47.1%となり、合わせると70.7%が「日本に旅行に行きたい」と回答した。
 
 今回の調査結果から、日本への旅行に対する緊張感が和らぎつつあることがうかがえる。
 
 
(2)活発化する中国人観光客誘致
 
 震災で落ち込んだ日本観光業界の奮起を促すかのように、自治体による中国人観光客誘致も活発化している。
 
 7月15日、香川県は春秋航空と組み、「高松-上海」間の定期便を就航させる。同路線開通の合意自体は2010年11月に公表されていた。もともと2011年3月就航の予定だったが、地震の影響で延期となっていた。
 
 春秋航空は中国の民営格安航空会社だが、同路線の運賃も就航開始日から1カ月は最安値が片道3000円に設定されており、話題となっている。ちなみに運航は週2往復となる。
 
 同路線の運航に先立ち、6月2日には同路線を利用した旅行ツアーが組まれた。このツアーには大阪や神戸観光も含まれており、価格は3泊4日で2899元(約3万6500円)と格安だった。今後は、いわゆる「ゴールデンルート(一般的には、成田空港から入国し、東京周辺を観光したのち、箱根、富士山、名古屋、関西を巡り、関西国際空港から帰国するというルート)」とは異なった新たなルートとして注目を集めそうだ。
 
 7月1日には「沖縄観光マルチビザ」の発給が開始された。同ビザの保有者は、3年間の有効期限内であれば、回数制限なしに最大90日間、日本で滞在することができる。このビザの特徴は、「第1回目の訪日の際には、沖縄に立ち寄り、1泊すること」が発給の条件となっている点だ。なお、「十分な経済力を有していること」も条件の一つとなっている。
 
 同ビザの解禁に伴い、「北京-那覇」間の定期便が7月28日に就航、上海線や香港線も増便されるという。
 
 
(3)日本観光業界、復興のカギは空気
 
 自治体の誘致活動が活発になり、日本観光に対する不安感が薄れつつあるとはいえ、中国の人々の心の中から、その不安感が完全に消え去っているとは言い切れないだろう。重く垂れこめる雨雲のように、「日本への旅行はどこか不安」といった空気が、中国の人々の間にいまだ漂っている。こうした空気を取り除き、「安心感」を中国の社会の中に広げるためには、より多くの観光客に日本を訪れてもらい、観光客自身によって「日本は安心して観光できる国」だということを自国で広めてもらう必要があるだろう。
 
 そういった意味では、香川県や沖縄県の取り組みは、日本全体の観光業界にプラスの効果をもたらすと考えられる。(編集担当:森川慎一郎・サーチナ総合研究所研究員)
 
 
 
 

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