羅老号また打ち上げ延期、フランス製部品で問題生じる=韓国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1130&f=national_1130_017.shtml
2012/11/30(金) 15:14
韓国教育科学技術省は29日、同日に予定していた韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-I)の打ち上げを、ロケット上段部のトラブルにより中止したと発表した。複数の韓国メディアが報じた。
同省の李周浩(イ・ジュホ)長官は、打ち上げ中止直後の会見で、2段目ロケットの推力方向制御装置(TVC=Thurust Vector Control)で電気信号の異常が生じ、午後4時8分に打ち上げを中断したと説明した。精密検査を通じて正確な原因を把握し、再打ち上げに向けたスケジュールを再度決める。
羅老号は韓国とロシアが共同で開発。ロケット1段目をロシアが、2段目を韓国が製造しており、今回問題が生じたのは2段目だった。しかし、トラブルの原因と指摘されているTVCは、フランス製であることが判明。韓国航空宇宙研究院は4月、「2段目はすべて国産化した」と発表していたが、打ち上げに失敗した羅老号1・2号機に続き3号機もフランス製TVCが使われていた。
同院の関係者は、「4月に2段目の部品を国産化すると発表したが、フランス製品の方が性能が優れていると判断し、この部品を使用することになった」と説明した。
李長官は、「これまで国民が送ってきた声援に応えられず、打ち上げが延期になったことは残念。さらに正確な点検作業を行い、羅老号の打ち上げを成功させるため努力していきたい」と話した。
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