羅老号の打ち上げが再延期「宇宙強国への道は険しい」=韓国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1130&f=national_1130_004.shtml
2012/11/30(金) 10:17
29日に予定されていた韓国のロケット羅老号の打ち上げは、直前に発生したトラブルのため、再び延期されることになった。韓国航空宇宙研究院は30日、羅老号から燃料を抜き取った後、冷却していた燃料タンクを温める作業を同日中に終え、再び組立棟に移すと発表した。複数の韓国メディアが報じた。
韓国メディアは、「羅老号の今日、組立棟に再移送」、「険しい宇宙強国の夢、無理な発射推進?」などとの見出しで伝えた。
10月にはロシアが製作した1段目で問題が発生し、今回は韓国が製作した2段目で問題が生じた。組立棟への移送が完了した後は、羅老号の1段目と2段目を分離させ、内部を開き、原因の分析作業を開始する予定。
韓国とロシアの研究者は、30日に飛行試験委員会を開き、打ち上げ準備期間が終了する12月5日までに打ち上げが可能かどうかを議論する。原因分析と改善が本日中に終わらなければ、発射準備日が設定できず、5日をすぎる可能性が大きくなる。そうすると大統領選挙とも重なることになり、今年中の打ち上げは困難となるとみられている。
羅老号は過去2回の打ち上げ時も離陸する間際まで紆余曲折(うよきょくせつ)があり、結局は失敗した。2年ぶりに再試行された3回目の打ち上げも2回も延期することになった。
羅老号打ち上げという宇宙強国の夢をかなえることは険しい道が続くが、韓国メディアは2021年に韓国独自の技術でロケットを開発するために、越えなければならない関門だとの見方を示した。
0 件のコメント:
コメントを投稿