国民教育こそが国防策、日本人が幼稚園児をいかに教育しているかを探る―中国メディア
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2012年11月29日 20時12分
2012年11月28日、中国新聞網は「教育こそ最も安価な国防、日本人が子供をいかに教育しているかを探る」との記事を掲載し、日本の幼稚園の教育内容を紹介した。日本政府は戦後、「国の真の財産とは、全国民の教育である」「日本復興のためには国民の教育以外に道はない」と考え、これに力を入れてきた。記事はこの点に注目して、日本に学ぶべき点を探ったようだ。以下はその内容。
1.入園時にたくさんのバッグやかばんを準備
日本の幼稚園通園には、園指定のかばんのほかに、ブランケットを入れる袋、お弁当箱の袋、着替えを入れるバッグ、上履き袋などを各種用意しなければならない。それぞれのバッグが他のバッグの中に収まるようにサイズも事細かに指定され、うまく収納されて持ち運べるようになっている。
2.園児は自分の荷物は自分で持つ
幼稚園へ子供を送迎する保護者たちは手ぶら。子供たちは自分で自分の荷物を全部持って歩く。子供の物は何でも親が持つ習慣の中国人にとっては、これは非常にショッキングなシーンだ。
3.面倒なほど頻繁な着替え
上履きや外履きを履き分け、お絵かきなどの汚れるお遊戯には上っ張り、運動するときは体操服。お昼寝の後にもお着替え。独立した生活能力を子供に学習させるためとのことだが、少々面倒だ。
4.冬でも半ズボン
日本の園児は、冬のどんなに寒い日でも半ズボンをはいて通園する。入園当初はよく風邪を引いたりするが、こうして子供の耐寒能力を強化する。健康な身体や強い精神を養ってもらう目的から、冬でも子供に厚着させない。
5.適切な運動の実施
授業に各種スポーツを適宜取り入れるほか、年長になると幼稚園間の対抗競技さえ開催されることもある。
6.完全な混合教育
年少組から年長組までの子供が一緒になって遊ぶ時間帯が設けられている。年齢の異なる子供たちが互いに兄弟姉妹の感覚を味わえ、成長を感じることができる。
7.教育は“笑い”と“感謝”を学ぶこと
日本の幼稚園は知識教育を重視しない。教科書は使わず、絵本が与えられるだけだ。英語は言うに及ばず、読み書きや数学、音楽などの科目さえない。では、何を教えるのか?その答えは、「笑うことと、ありがとうと言えること」だという。
8.1年中、イベントや行事・記念日だらけ
遠足や山登り、動物園や植物園参観、運動会、学芸会、もちつき大会など、様々なイベントが年中ぎっしり用意されている。節分やひな祭り、七夕など、季節ごとのお祝いや伝統行事もいっぱいだ。
9.仏教の影響
日本では、寺院の側に幼稚園があったり、寺院で幼稚園を運営していたりするのも珍しいことではない。そうした幼稚園では仏様ので教えを学んだり、重要な日には仏像を拝んだりする。
10.命名の由来を教える
誕生日などの折に、子供が生まれた時のエピソードや当時の写真、また名前の由来を伝えるなど、親が愛情をもって子供を育てているというプロセスを伝える。
11.想像力豊かで楽しい幼少期を与える
学ぶべきことも遊びを通じて楽しく学ばせる。子供の好きなアニメキャラクターを再現した彩り豊かなお弁当はその代表。食べ物はおいしく楽しく食べ、「残すのはもったいない」と自然と学ぶようになる。
12.衛生意識の教育は男女別
トイレの正しい使い方をはじめ、身体を清潔に保つ方法は男女別に合理的に教える。
13.防災意識の教育
地震多発国であるゆえ、避難訓練などを通じて防災意識を育成し、それに伴って「命の大切さ」「他人への思いやり」を教えこむ。
14.大学並みの重々しい卒園式
子どものころからフォーマルな場を与え、適切な態度を学ばせる。
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