■【中国ＢＢＳ】赤や橙に染まる川…わが国の汚染は大気だけじゃない

【中国ＢＢＳ】赤や橙に染まる川…わが国の汚染は大気だけじゃない
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0409&f=national_0409_005.shtml
2013/04/09(火) 10:01

　中国大手検索サイト百度の掲示板に「わが国の大気が汚いと思っている人は、水もよく見てみるべきだ」というスレッドが立てられた。スレ主が中国各地の汚染された河川や湖の写真を紹介したところ、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「中国の汚染、環境保護」　写真特集

　スレ主は、2013年3月下旬に上海市の河川で数千匹の魚が死んだ際の写真のほか、緑の藻で埋め尽くされた海辺、真っ赤に染まった川、ゴミだらけの川で泳ぐ子ども、工業排水でオレンジ色になった川などの写真を紹介している。

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　中国のネットユーザーからは、「経済発展のためだよ。環境？　環境って何？」、「環境が悪くなり、オレたちの寿命は短くなる。オレたちはただ受け入れることしかできない」など、環境汚染は仕方がないと諦めるようなコメントが多く寄せられた。

　また、「汚染された水源がこんなに多いなんて、道理で伝染病が多くなっているわけだ。世の終わりは人為的なものなんだな」と、納得するユーザーもいた。

　また、「専門家はすべて制御可能な範囲内と主張しているよ」というコメントもあったが、中国の多くのネットユーザーが、専門家による「安全」、「正常の範囲内」といった宣言に辟易しているようであった。

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　中国の大気汚染に注目が集まっているが、各地の水質汚染も極めて深刻だ。新京報によれば、中国各地には地下水の汚染などが原因で、癌（がん）の発生率が高くなっている村が200以上も存在するという。

　一部の地域では汚染が水道水にまでおよんでいると言われており、中国国土資料部によれば、遼寧省のある地域では汚染水の排出によって地下水が汚染され、付近の村で160人が死亡した。地下水汚染の隠蔽（いんぺい）は監視が難しく、発見された時にはすでに深刻な結果を招いていることが多い。

　2000年から12年にかけて中国国土資源部が全国195の都市で地下水を測定した結果、97％の都市で地下水の汚染が確認され、40％の都市で汚染の悪化が確認された。