観光客渡航先、バンコクが首位の見込み―東京は16位
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323625804578510140918679364.html?mod=WSJ_article_MoreIn_%25u30E9%25u30A4%25u30D5
2013年 5月 28日 12:31 JST
By NOPPARAT CHAICHALEARMMONGKOL
米クレジットカード大手、マスターカードが27日に発表した「世界渡航先ランキング(Global Destination Cities Index)」によると、2013年に世界最多の観光客が訪れるとみられる都市はタイの首都バンコクで、1598万人の訪問が予想されている。
マスターカードは各国政府、中央銀行、政府関連の公的機関、航空会社から今年これまでのデータを集め、それを基に13年通年の動向を予測した。それによると、これまで首位だったロンドンをバンコクが僅差で破った。
アジアの都市が世界トップの観光客渡航先に予測されたのは今回が初。2位はロンドンで1596万人、3位はパリで1392万人が訪れると予想された。マスターカードは132都市を調査対象にした。
このほかにアジアの都市で20位以内に入ったのは、シンガポール(4位、1175万人)、クアラルンプール(8位、920万人)、香港(9位、872万人)、ソウル(11位、819万人)、上海(14位、650万人)、東京(16位、580万人)、それに台北(18位、519万人)だ。
調査によると、13年にバンコクを訪れる観光客数は大幅に伸びるとみられ、09年比9.8%増になると予想されている。これに対し、ニューヨークの伸びは5.0%、ロンドンは3.8%だ。一方、パリの観光客数はマイナス0.7%で、わずかに減少するとみられる。
フランスから母親とタイを訪れたある女性は、タイにはたくさんの魅力があると語った。「わたしたちは(タイの)文化が好きだし、人々がとても親切。ここでの買い物も楽しい」という。
マスターカード・ワールドワイドのグローバル経済顧問を務めるユワ・ヘドリックウォン氏は、バンコクが魅力的な理由として、払った金額から得られる価値が大きいことを挙げた。これはタイ全体に言えることだ。
しかし渡航者による消費額という観点から見ると、バンコクは143億ドル(約1兆4600億円)で4位になる見通しだ。首位は引き続きニューヨークで、渡航者は約186億ドル費やすとみられている。
タイ国政府観光庁(TAT)のアドバイザーが公式データを引用して述べたところによると、海外からの観光客のタイ滞在日数は1人当たり平均で9.6日、支出額は同4100バーツ(約1万4000円)という。消費額でみたバンコクの順位をさらに上げるためには、滞在日数と消費額のどちらか、ないし両方を伸ばすよう努力する必要がある。
ヘドリックウォン氏によると、アジア太平洋地域の観光地は世界の他の地域を上回る動きをみせているという。同氏は過去5年間の動向を振り返り、アジアの観光客が増え続けるだろうと予測する。世界各国からアジアを訪れる観光客のみならず、自国以外の国を訪れるアジア内の観光客も増えるとみているからだ。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323625804578510140918679364.html?mod=WSJ_article_MoreIn_%25u30E9%25u30A4%25u30D5
2013年 5月 28日 12:31 JST
By NOPPARAT CHAICHALEARMMONGKOL
米クレジットカード大手、マスターカードが27日に発表した「世界渡航先ランキング(Global Destination Cities Index)」によると、2013年に世界最多の観光客が訪れるとみられる都市はタイの首都バンコクで、1598万人の訪問が予想されている。
マスターカードは各国政府、中央銀行、政府関連の公的機関、航空会社から今年これまでのデータを集め、それを基に13年通年の動向を予測した。それによると、これまで首位だったロンドンをバンコクが僅差で破った。
アジアの都市が世界トップの観光客渡航先に予測されたのは今回が初。2位はロンドンで1596万人、3位はパリで1392万人が訪れると予想された。マスターカードは132都市を調査対象にした。
このほかにアジアの都市で20位以内に入ったのは、シンガポール(4位、1175万人)、クアラルンプール(8位、920万人)、香港(9位、872万人)、ソウル(11位、819万人)、上海(14位、650万人)、東京(16位、580万人)、それに台北(18位、519万人)だ。
調査によると、13年にバンコクを訪れる観光客数は大幅に伸びるとみられ、09年比9.8%増になると予想されている。これに対し、ニューヨークの伸びは5.0%、ロンドンは3.8%だ。一方、パリの観光客数はマイナス0.7%で、わずかに減少するとみられる。
フランスから母親とタイを訪れたある女性は、タイにはたくさんの魅力があると語った。「わたしたちは(タイの)文化が好きだし、人々がとても親切。ここでの買い物も楽しい」という。
マスターカード・ワールドワイドのグローバル経済顧問を務めるユワ・ヘドリックウォン氏は、バンコクが魅力的な理由として、払った金額から得られる価値が大きいことを挙げた。これはタイ全体に言えることだ。
しかし渡航者による消費額という観点から見ると、バンコクは143億ドル(約1兆4600億円)で4位になる見通しだ。首位は引き続きニューヨークで、渡航者は約186億ドル費やすとみられている。
タイ国政府観光庁(TAT)のアドバイザーが公式データを引用して述べたところによると、海外からの観光客のタイ滞在日数は1人当たり平均で9.6日、支出額は同4100バーツ(約1万4000円)という。消費額でみたバンコクの順位をさらに上げるためには、滞在日数と消費額のどちらか、ないし両方を伸ばすよう努力する必要がある。
ヘドリックウォン氏によると、アジア太平洋地域の観光地は世界の他の地域を上回る動きをみせているという。同氏は過去5年間の動向を振り返り、アジアの観光客が増え続けるだろうと予測する。世界各国からアジアを訪れる観光客のみならず、自国以外の国を訪れるアジア内の観光客も増えるとみているからだ。
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