【中国ブログ】小国・北朝鮮が漁船拿捕で挑発、中国はガツンといけ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0521&f=national_0521_008.shtml
2013/05/21(火) 10:23
中国で20日、船員16人が乗った遼寧省の漁船が今月5日に中国海域で北朝鮮の警備艇に拿捕され、北朝鮮が解放の条件として「罰金」60万元(約1000万円)を支払うよう求めてきたとの報道が出た。今年に入り、同様のケースが複数回発生しているという。中国ブロガーの「天涯海角客」さんはこの問題をめぐって、「中国当局はなぜ中国漁船が拿捕されたのか反省する必要がある」と指摘した。
「天涯海角客」さんの主張はこうだ。
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近年、中国は北朝鮮やフィリピンのような『小国』にたびたび挑発されている。しかし中国当局の対応はいつも受け身で、非難はするものの、徐々に語気を弱めていく形。中国はすっかり笑い者だ。
北朝鮮はかつてのような中国の弟分ではない。国際社会で独り立ちするため、脱中国が必要なのだ。北朝鮮が今回のような挑発をするのであれば、恩知らずを責め、中国国民の尊厳を踏みにじる小国にガツンと一撃を食らわせる必要がある。
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つまり、「中国が大国気取りで温情をもって穏やかに対応しているから、周りの小国がいい気になり、挑発してくる。当局はこうした外交戦略を反省すべきではないか?」という主旨だ。
北朝鮮が拿捕した中国漁船を解放する代わりに、「罰金」と称してカネを要求する現状には、経済制裁によって国内が火の車になっていることの影響もあると指摘される。中国インターネットユーザーの間からは、「北朝鮮が今度は海賊ビジネスか」との批判も出てきた。
「天涯海角客」さんが「ガツンといけ」という背景にはまた、今月9日、フィリピンの沿岸警備隊の船が台湾漁船を銃撃し、台湾人の船員1人が死亡した事件もからんでいる。
「なかなか言うことを聞かなくなった弟」の北朝鮮。そして南シナ海での領有権問題で中国と対立を続けるフィリピン。さらに日本との尖閣諸島問題もあやふやなままだ。周辺国は強硬姿勢を崩さず、国内からは弱腰を批判され、中国はやきもきしているだろう。世界の情勢が目まぐるしく変わる中、「大局的観点」からの一方的な主張だけでは、物事は進まなくなってきた。
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