【仏国ブログ】日本のマナーを紹介「麺類は音を立てて食べる」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0521&f=national_0521_009.shtml
2013/05/21(火) 10:38
フランス人が、自身のブログ「AKIBASHO」で日本の礼儀作法について紹介した。
筆者は、日本では歩きながら食べることは行儀が悪いとされており、どこでも喫煙していいというわけではなく、特に道端でたばこを吸うのも禁止されている場合もあると述べた。もし、たばこが吸いたければ、スモーキングエリアを探すとよいとし、また吸い殻を道路に捨てるのは公的に禁じられていると伝えた。
フランスでは、歩きたばこや道端での喫煙は当たり前で、吸い殻のポイ捨ては当然だが、日本では非喫煙者に対する環境が整備されているといえる。しかし一方で、フランスのカフェやレストラン内での喫煙が一切禁止されており、日本よりも厳しい面もある。
また筆者は、特に上司や年上の人が話している時に口を挟んではいけず、さらに話している時にジェスチャーを交えるのは、攻撃的な印象を与えるので避けるべきだと述べた。フランス人は、年上の人が話していても、すかさず口を挟んで会話の方向性を曲げてしまう人が多いようで、さらに、1度話し始めると歯止めがきかなくなる場合も多い。このためなのか、フランス人の会話を聞いていると、口を挟み合うという連鎖が生じている感が否めない。
また、筆者は贈り物のマナーについても述べた。贈り物をもらったら、目の前で開けることは避けるか、その人に開けてもいいか聞いてから贈り物を開けるようにとアドバイスをした。また、必ずお返しをするようにと勧め、その場合は同等の価値のものを選ぶようにとアドバイスした。贈り物やお土産を選ぶ時には、フルーツやお菓子などの消費しやすいものがよく、フルーツは特に病人やお葬式の際に選ばれがちだとも述べた。また、死や苦しみを示唆する4や89の数字は、避けるようにと伝えた。
一方、食べ方のマナーについては、男性であれば、特に麺類は音を立てて食べるようにとアドバイスした。また、出されたものを食べる前に「これは何か」と聞くのは失礼にあたるので、食べ終わってから聞くようにしたいと述べた。
食べ方については、西洋人がラーメンを食べる光景を見ていると、パスタを食べるように音をたてずに食べるため、あまりおいしそうに見えない。しかし、フランス人にとって、日本人が音をたてながらそばやラーメンをすする姿は、逆に奇異に映るようだ。
筆者は1年間日本に滞在し、いろいろな文化の違いを感じたようだ。特に、「年上を敬う」、「贈り物を贈り合う習慣」など日本独特の「礼儀」ともいえる風習は、フランスにはないものである。大人になってから日本に来たフランス人にとって、慣れるまで時間がかかるものかもしれない。
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