2013年5月28日火曜日

■中国広州市、コメの半分がカドミウム汚染

中国広州市、コメの半分がカドミウム汚染
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324602304578496031641142340.html
2013年 5月 21日 12:15 JST

 【香港】中国広東省広州市圏で販売されているコメの半分近くがカドミウムに汚染されていることが判明し、同国の主食にも大気や水、土壌の汚染の影響が及んでいると消費者の怒りを買っている。

 広州市の食品薬品監督管理局の発表によると、1-3月に同市の市場で行った18種のコメ検査結果では、半分近くでカドミウムの含有量が許容限度を超えた。カドミウムは発がん性金属で、肝臓障害をもたらす恐れがあり、鉱物の採掘や産業廃棄物の投棄、肥料の汚染などで土壌が汚染された地域で発見されている。南京農業大学が2011年に行った調査では、中国で販売されているコメ全体のほぼ10%がカドミウムに汚染されていた。


 上海の川で大量の豚の死体が見つかったり、北京の大気汚染が深刻化したり、汚染をめぐる不祥事が最近相次いでいただけに、今回のコメの汚染のニュースを受けインターネット上では怒りの声が広がっている。ミニブログの新浪微博では、あるユーザーが「最初は水、次に空気、そして今度は土だ。どうやって生き延びるのか」と嘆いた。

 同管理局によれば、汚染されていたコメはカドミウム含有量が1キロ当たり0.21―0.4ミリグラムに達し、0.2ミリグラムの政府の許容限度を超えていた。これらの米は、「魚米の里」として知られる近隣の湖南省から出荷され、中国では一般的な小規模な精米所で処理されており、規制が難しい。



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