2013年5月22日水曜日

■大阪・通天閣の地下劇場が6月末で閉鎖、24年の歴史に幕


■大阪・通天閣の地下劇場が6月末で閉鎖、24年の歴史に幕
http://www.fukeiki.com/2013/05/tsutenkaku-gekijo-close.html
2013年5月20日 17:40 不景気ドットコム

大阪・新世界の観光名所「通天閣」(大阪市浪速区)にある地下劇場が、6月末をもって閉鎖されることが明らかになりました。

1989年にオープンの同劇場は、通天閣の地下1階にある客席数196席のレンタルホールで、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台となったほか、寄席や歌謡ショーを開催するなど賑わいをみせていました。

しかし、主要興行主だった松竹芸能が同興行を他会場へ移転させるため、採算性の面から劇場としての存続は困難と判断し今回の決定に至ったようです。


 

■通天閣地下劇場 来月末に閉鎖へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130518/t10014675921000.html
5月18日 19時23分 NHK

大阪・新世界のシンボル「通天閣」の地下にあり、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台になるなど、長年、大阪の大衆娯楽の場として親しまれてきた劇場が、来月末に閉鎖されることが18日、正式に決まりました。

大阪・新世界の通天閣の地下にある劇場は、37年前にオープンした「囲碁将棋センター」の一角に平成元年から設けられました。
演歌の歌謡ショーが毎週開かれるなど、地元の娯楽の場として親しまれ、平成8年にはNHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台にもなり、全国的に広く知られるようになりました。
この劇場では現在、「松竹芸能」が歌謡ショーと漫才や落語の舞台を開いていますが、ことし7月、大阪・道頓堀にオープンする演芸場「角座」に、漫才と落語の舞台の場を移すことを決めたということです。
これを受けて運営会社の「通天閣観光」は、18日に役員会を開き、集客力の落ち込みが避けられないなどとして、来月末に劇場を閉鎖することを正式に決めました。
今後は、通天閣の入場客の待ち合い場所に改修する予定で、通天閣観光の西上雅章社長は、「時代が変わり、劇場の役目は終わったのではないかと考えた。より幅広い層の人たちが楽しめるよう、活用したい」と話しています。

存続訴え署名活動
大阪・新世界の通天閣では、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の歌手、「オーロラ輝子」のモデルで「通天閣の歌姫」として知られる演歌歌手の叶麗子さんらが、劇場の存続を訴えて署名活動を行い、およそ700人分の署名を運営会社の通天閣観光に提出しました。
叶さんは「私やファンの皆さんにとって劇場は家のようなものなので、閉鎖が決まったと聞き信じられない思いです。これからも諦めず、存続を求める署名活動を続けていきたいです」と話していました。




■地下劇場 閉鎖が決定 通天閣、叶さんら存続訴え
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130519/20130519021.html
2013年5月19日 47ニュース

 大阪・新世界の通天閣(大阪市浪速区)を運営する通天閣観光(西上雅章社長)は18日、取締役会を開き、長年、歌謡ショーや漫才・落語の寄席として多くのファンに親しまれてきた地下の劇場「STUDIO210」を6月末で閉鎖することを決めた。

閉鎖撤回を求め署名を西上社長に手渡す歌手の叶麗子さん(右から2人目)ら=18日午後、大阪市浪速区
 劇場を週3日利用してきた松竹芸能が、寄席を撤退するなど公演規模を縮小させる方針を打ち出したことがきっかけ。西上社長は、地下施設の補強工事の必要性▽繁忙期に通天閣への入場待ちをしている客の安全確保▽幅広い客層へのスペース提供-などが閉鎖の理由と説明した上で、「週2日しか使わないものより、新しい文化発信基地のようなほかに貢献できることがあるのではないか」と指摘。劇場への思い入れを踏まえながらも個人的見解として「劇場としての役目、時代は終わったのでは」と述べた。

 一方、この日、劇場周辺ではNHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の登場人物のモデルとなった歌手・叶麗子さんら出演者6人が存続を訴える署名活動を行い、ファンが独自に集めた署名も合わせ、計700人分を西上社長に手渡した。

 閉鎖の一報に「私たちにとってもお客さんにとっても“家”である劇場をなくさないで」と叶さん。「つらくさみしいけど諦めずに署名を集めたい」と涙ながらに語った。

 通天閣観光は今後、8月をめどに劇場の有効活用プランを策定。2014年正月にも新たな施設をお披露目したいとしている。




■通天閣劇場閉館 朝ドラ「ふたりっ子」舞台
[2013年5月19日9時35分 紙面から]

 NHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」(96年放送)の舞台となった大阪・新世界の通天閣地下劇場(通天閣歌謡劇場)の6月末での閉館が18日、決まった。同番組でヒロイン・オーロラ輝子のモデルになった「通天閣の歌姫」こと歌手叶麗子(50)らがこの日、存続を願う署名活動を行ったが、通天閣を運営する「通天閣観光」は取締役会を経て閉館を決めた。

 「今の時代、強い人が生き残り、弱い者は捨てられる。まさにその象徴じゃないですか」。頭上に通天閣の模型を載せた衣装のまま、叶は無念の涙。700人分の署名を通天閣観光の西上雅章社長(62)に届けて却下されたが、今後も署名活動は続けるという。

 同劇場は89年、囲碁・将棋センターをリニューアルし開館。04年、老朽化に伴い改装し、05年に再開。08年7月からは週末に松竹芸能が寄席を開き、歌謡ショーは平日に公演してきた。最近では付近の観光地化により、客層も変化。松竹芸能が今回、道頓堀の新劇場へ寄席を移すことから閉館へ至った。西上社長は、個人の意見と前置きしつつ「歌謡劇場の役目は終わった」。夏にはお化け屋敷に改装、その後は新施設として有効活用の道を考える。【村上久美子】




■通天閣劇場、9月に閉鎖へ 存続断念「万策尽きた」
http://www.asahi.com/national/update/0516/OSK201305150189.html

 【後藤泰良】大阪・新世界の通天閣を運営する通天閣観光は15日、地下にある通天閣歌謡劇場(スタジオ210)を閉鎖する方針を明らかにした。18日の役員会で正式に決める。

 週末2日間を寄席に、平日の1日を歌謡ショーに利用してきた松竹芸能が、道頓堀にお笑いの常設劇場のオープンを予定。今後の利用は週1~2日の歌謡ショーになると15日に通天閣側に回答したという。

 通天閣観光は営業継続は難しいと判断。高井隆光副社長は「万策尽きた」と話した。

 寄席などは6月末まで。7月から9月8日までお化け屋敷とし、その後イベントを開いて同23日に閉める。その後の活用方針はこれから検討するという。

 劇場はNHKドラマ「ふたりっ子」にも登場。「通天閣の歌姫」として知られる歌手の叶麗子さんは「諦められない。仲間と署名を集め、舞台を残してもらえるようお願いしたい」と話した。



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