2013年5月29日水曜日

■【中国ブログ】短命に終わるわが国の建築物…寿命は30年

【中国ブログ】短命に終わるわが国の建築物…寿命は30年
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0526&f=national_0526_004.shtml
2013/05/26(日) 09:05

 中国の建築物の平均寿命はわずか30年といわれている。北京や上海などに新たに建築されるビルなどに関しては、その寿命は30年よりも長いだろうが、地方都市などにある建物などを含めれば、中国の建物は平均して30年ほどで使い物にならなくなるのだ。

 中国人女性の叶檀(ハンドルネーム)さんは、中国の建築物の寿命から「中国が国内総生産(GDP)を生み出す過程で財や資源を破壊していることが分かる」と批判した。

 中国住宅・都市農村建設部によれば、中国は延べ床面積で年20億平方メートルにも及ぶ建物を建造しているが、その平均寿命はわずか25-30年にとどまるという。

 例えば、広東省深センに建造された高級マンションでは、コンクリートの材料に大量の海砂が使用されていたことが分かった。海砂に含まれていた塩素イオンは建物の鉄筋を腐食するため、20年もすればマンションは損壊するだろう。

 また、上海では2009年に建設中のマンションが「倒壊」ではなく、「転倒」する事故が発生。マンションが「転倒」するとは、なかなか想像が難しいと思われるが、ドミノ倒しによって倒れたドミノのように、マンションが外観をとどめたまま倒れるという日本ではお目にかかれない奇想天外な事故が発生した。

 筆者は「大量の資源を浪費し、大量のゴミを撒き散らし、環境を汚染しながら続く新しい建設によってGDPは拡大するが、財は破壊されていく」とし、「GDPの数字は決して中国の実情を反映するものではない」と非難。GDPは拡大しても、本当の豊かさは存在せず、豊かな自然は減少していき、どう処理していいか分からないゴミだけが増えていくと嘆いた。



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