2013年5月28日火曜日

■「来日外国人、倍増2000万人に」観光庁に司令塔、5年後めど実現へ

「来日外国人、倍増2000万人に」観光庁に司令塔、5年後めど実現へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130525/plc13052514440009-n1.htm
2013.5.25 14:43

 成長戦略の一環として、安倍晋三首相が掲げた来日外国人数を現在のほぼ倍にあたる年間2千万人とする目標に向けた具体的な工程が明らかになった。達成時期を5年後の平成30年ごろとし、「司令塔」となる部署を観光庁に新設。他省庁との連携を強化して、政府が総力戦で取り組む。

 5年後を目標とする2千万人の内訳は中国で約600万人、韓国で約400万人、東南アジアやインドで約400万人、香港・台湾で約200万人、欧米ほかが約400万人。日中関係の動向を見ながら、中国内陸部での広告宣伝活動も強化していく。

 観光全般を担当する観光戦略課(仮称)を新設、国内外のプロモーションの司令塔とする。複数部署に分かれていた戦略部門を吸収し、観光白書など調査・統計業務も統括する。

 他省庁との連携では、日本政府観光局(JNTO)と、経済産業省管轄の日本貿易振興機構(JETRO)との協力関係を構築する。世界主要都市にあるJETROの海外事務所にJNTOが間借り。イベントを共催するなどの案が浮上しているほか、クールジャパンなどのコンテンツ発信で総務省、文部科学省との連携も強化していく。

 1~4月の訪日外国人数は約318万人と、昨年同期比18%増。中国からの訪日数は同29%減だったが、円安と格安航空会社(LCC)の就航を追い風に韓国、東南アジアから増加。今年中に1千万人に届く可能性が高くなっている。



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