2013年5月28日火曜日

■韓国GDP成長率、日本に抜かれる可能性も―中国メディア

韓国GDP成長率、日本に抜かれる可能性も―中国メディア
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2013年5月24日 7時20分    

2013年5月22日、韓国・聯合ニュースは、「韓国銀行(中央銀行)と日本銀行(BOJ)などが発表したデータによると、日本の2012年の実質GDP(国内総生産)成長率は2.0%、今年第1四半期は0.9%となった。一方で韓国の2012年のGDP成長率は2.0%、今年第1四半期は0.9%となった」と伝えた。両国のGDP成長率は同水準となったが、現状から判断する限り、韓国経済の成長率が日本に追い抜かれる可能性が出てきた。中華工商時報が伝えた。

韓国銀行は今年の韓国経済の成長予想値を2.6%に引き下げた。一方、日銀は日本経済の成長予想値を2.9%に引き上げた。これにより1990年代の通貨危機以降、韓国経済の成長率が15年ぶりに日本に追い抜かれる見通しとなった。これは韓国の実質GDP成長率が3年連続で予想を下回った一方で、日本が2年連続で予想を上回り、景気回復の勢いが顕著なためだ。

過去、韓国経済の成長率は常に日本を大きく上回っていた。日本は通貨危機以降、4回のマイナス成長を記録。韓国の経済成長率は2009年の0.3%から2010年の6.3%に上昇し、その後は2011年の3.7%、2012年の2.0%と低下した。つまり韓国の実質的な成長率は、3年連続で予想(3.6~3.8%)を下回っていることになる。

日本は2012年にマイナス成長から脱却し、成長率が2年連続で予想を上回っている。韓国と日本のこの状況は、内需指標、企業の景気に対する認識、株式市場、信用リスクなどの各方面に反映されている。

韓国の実質的な世帯消費支出の増加率は、2012年第2四半期の1.1%から第3四半期のマイナス0.7%に低下し、第4四半期もマイナス0.3%となった。日本は2012年9月のマイナス0.9%から、今年3月の5.2%に上昇している。

韓国総合株価指数(KOSPI)は2011年5月17日の2102.41ポイントから今年5月16日の1986.81ポイントに低下し、2年間で5.5%安となった。日本の日経平均株価は同期に、9567.02円から1万5043.59円となり、57.2%高となっている。CDSプレミアムの面で、韓国は2012年10月以降に日本を下回ったが、今年3月20日以降に再び日本を追い抜いた。

LG経済研究院のイ・グンテ首席研究員は、「消費低迷・投資縮小・人口減少など、日本のバブル崩壊後に見られた現象の多くが、韓国で再演され始めている」と指摘した。友利金融経営研究所の許文宗(シュー・ウェンゾン)首席研究員は、「韓国は消費・投資低迷による構造的な内需不振を解決できなければ、韓国式の長期不景気が避けられないだろう」と警鐘を鳴らした。



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