2012年11月24日土曜日

■コメ32年ぶりの凶作、農家は出荷先送り 韓国


コメ32年ぶりの凶作、農家は出荷先送り 韓国
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/24/2012112400447.html
2012/11/24 08:15 朝鮮日報

 今年のコメは32年ぶりの不作。これを意識した各農家は出荷時期を遅らせており、コメ価格に対し不安が広がるのではとの懸念が高まっている。農林水産食品部(省に相当)と農水産食品流通公社が23日に発表したところによると、コメ20キロ入りの小売価格は4万6413ウォン(約3520円)で、1年前に比べ5.6%高い価格で取り引きされている。

 しかし、コメの産地では今後さらに価格が大幅上昇する可能性もあるとみている。今年のコメの生産量は400万6000トンで、この32年間で最も少ない。その上、一部農家では例年とは違い、コメの不作で出荷が遅れれば遅れるほど値段が上がった2010年のことを念頭に、出荷を先送りしている。

 10年のコメの生産量は前年比12.6%減の429万5000トンで、コメ価格は同年9月から上昇、翌年6月まで上がり続けた。同年9月に80キロ入り12万8953ウォン(約9780円)だったコメ価格は翌年6月に15万4976ウォン(約1万1760円)に達した。

 このため、今年も一部農家では早い時期に出荷すると損だと考えて出荷を遅らせる傾向が広がっており、供給量不足により農家が加工業者に渡す稲の価格はコメ価格に比べ上げ幅が大きくなる現象が起きている。例えば、忠清南道瑞山地域では11月の稲の価格が昨年比で13.4%も上がっている。

 コメ価格上昇を懸念する農食品部では買い入れ量の拡大など事前対策に乗り出している。同部関係者は「一般供給価格に比べ買い入れ価格の方が高いため、買い入れは問題なく行われている。コメ価格が来年大幅に上がった場合は確保してある備蓄量を市場に供給し、コメ価格を安定させる方針だ」と話している。



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