【仏国ブログ】日本の弁当「見た目だけでなく味や栄養なども大切」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1101&f=national_1101_005.shtml
2012/11/01(木) 09:41
食に関するフランスのサイト「Papilles & Pupilles」では、フランス人の筆者が、日本で弁当作りの腕を競い合うコンクールに審査員として参加した体験を紹介した。
このコンクールは、アニメや漫画のキャラクターをデザインした「キャラ弁」の出来を競い合うものではなく、伝統的な弁当の出来ばえが審査されるものだったようだ。
そのため、筆者は日本の弁当はフランスで伝えられている弁当と違うようだと紹介。視覚的な要素に特にこだわろうとするフランスの弁当と比較して、このコンクールでの弁当は、よりバランスのとれた弁当作りを求めていたと説明。
審査の基準は、味のバランス・5感で味わえること・色彩・栄養素・独創性・材料の選択・調味・家族のことを考えて作られているか・心がこもったものかどうかだったと記し、すべてにおいて偏りがないことが求められていることから、レベルの高さが感じられたようだ。
フランスで弁当を作る人は、基本的に自分用のものを作ることが多い。そのため、自分が好きなもの、自分が作って嬉しいと感じられるものに徹するが、日本では弁当は他者のために作られることが多いようだと語る。
参加者は女性が5名、男性1名だったが、1位になったのは71歳の女性で、高齢で1人暮らしをしている母のために作った弁当で、とても伝統的でバランスがよく、色彩も豊かだったと述べている。
参加者からは弁当作りへの情熱が感じられ、動きにはまったく無駄がなかったことも、筆者にとっては印象的だったとつづっている。
フランスで人気がますます高まっている弁当だが、本場の日本での様子の違いを楽しんだ筆者の様子がうかがえる。
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