韓国アイドルグループ危機論?…「国内市場が飽和状態なら海外に」
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2012年11月16日14時43分 [ⓒ 中央日報]
韓国歌謡界の地形図に変化が訪れている。コンサート会場、TVなどを掌握していたアイドルの力が弱くなっている。格好も歌も似ているグループが筍のように次々とデビューし、ファンの関心は依然のように熱くない。その間に個性派シンガーが力をつけてのし上がって来ている。『江南(カンナム)スタイル』で世界を揺るがしたPSY(サイ)がその代表的な事例だ。変化するK-POP市場を解剖してみたい。
#今月9日、放送されたKBS(韓国放送公社)「ミュージックバンク」。23組の出演者のうち半分以上の12組がアイドルグループだった。
特にBTOB(ビートゥービー)、Big Star(ビックスター)、CHAOS(カオス)らの男性アイドルグループは5~7人組で似ており、何気なく見ると衣装だけ着替えただけのグループが代わる代わるステージに立っているのかと見まごうほどだった。この日の1位候補はPSYとAilee(エイリー)だった。PSYは海外活動で番組出演はかなわなかったが、この日9週連続1位を獲得した。
#15日、業界1位の音源サイト「メロン」の週間100チャート。1位はSBS(ソウル放送)のオーディション番組「K-POPスター」から輩出された歌手イ・ハイ(『1、2、3、4」)だった。1~10位のうちでアイドルグループが入ったのはmiss A(ミスエイ、『男なしでも生きていける』)が唯一だった。
K-POPのけん引役を果たしてきたアイドルグループが危機に直面している。今年1年はいつになく多くの新人アイドルグループがデビューしたが、ほとんどはこれといった成果を出せていない。現在のファン層を構築したアイドルグループも、今年はなかなかよい成果を残すことができなかった。「アイドルの流行は終焉した」という観測さえ出ている始末だ。
◆ “雨後の筍”アイドルグループ=今年デビューしたアイドルグループは11月中旬現在、30組をはるかに超える。大型芸能事務所のSM、JYPから中堅・新生芸能事務所までこのブームに乗った。
SMエンターテインメントは1~5年間のレッスンを積んだ男性練習生12人を2組に分け、韓国で活動するEXO-Kと中国で活動するEXO-Mをデビューさせた。JYPエンターテインメントは男性デュオのJJプロジェクトをお披露目した。また演奏・ダンスバージョンでそれぞれ活動可能なAOA(エーオーエー)や、BEAST(ビースト)の所属事務所で有名なキューブからはBTOB(ビートゥービー)がK-POP界に野心いっぱいに登場した。だが、このなかで注目に値する成果を出した組はまだない。韓国6大音楽サイトのデータを集計するガオンチャート「2012年上半期決算デジタル総合チャート」100位圏に入った新生チームは1組すらなかった。デジタル総合チャートは、オンラインストリーミングやダウンロード、BGM販売量、モバイルサービスを基準として集計されている。
まだ公式集計は出ていないが、下半期も状況に大きな変化はないだろう。なかでも7月中旬からPSYブームが勢いをつけ、これまで地位を確立していたアイドルすら足元が揺れている。
PSYは最近、「ミュージックバンク」で9週連続1位で、少女時代とともにこの番組の歴代最長期間連続1位記録を記録した。少女時代は2009年に『Gee』で9週連続首位を守っている。PSYはこれまで1位候補に上がったBEAST、KARA(カラ)、FTISLAND(エフティーアイランド)などの人気アイドルを抜き去った。
◆ 酷似しているコンテンツに食傷気味=新生アイドルグループの不振はどのように解釈すべきだろうか。まずアイドル市場の飽和状態が挙げられる。アイドルファンは限定されているのに新生アイドルグループが切れ目なく出てきて市場に過負荷がかかった。今のアイドルグループと差別化できるコンテンツがないのも問題だ。
会社員のパクさん(31)は「数年前のガールズグループブームはよかったが、もう誰が誰だか分からないほどに特徴が見つけにくい。音楽番組で似たり寄ったりのアイドルグループを何組も見ていると、疲労感さえ覚える」と話した。
ある大衆音楽評論家は「全般的にアイドルグループが自己複製の末に行き詰まり、アイドル音楽によってこれ以上の新鮮さを与えられなくなったのかもしれない」と説明した。
アイドルグループが持つ“見せる”音楽そのものの競争力が落ちたという分析もある。1990年代の中盤から後半にかけて、“聞かせる”音楽に代わって“見せる”音楽が凄まじい勢いで成長した。さらに力強く、刺激的に成長した流れに歩調を合わせるなら、しっかりしたシステムを作り競争力のある原石を見つけ出して新しい舞台を見せるべきだったが、そうはできなかったというのだ。
別の大衆音楽評論家は「一人の作曲家の人気が出れば、そこに群がり曲をもらうということが往々にしてある。また、リリース日が決まっている場合が多いので、競争力のあるコンテンツを作る時間が不足している」と指摘する。
大多数の芸能事務所は韓国のアイドル市場が飽和状態に置かれていることは認知している。それでもここしばらくはまだ新生アイドルグループのデビューは続く見込みだ。来年上半期に男性アイドルグループをデビューさせる予定の芸能事務所関係者は「練習生らに平均3年間ほどレッスンを受けさせ投資しているのでデビューさせざるを得ない」と話した。
一方で活動領域が広くなったこともアイドルグループをあきらめられない要因だ。別の関係者は「韓国市場は飽和状態でも、K-POPブームによって海外市場ではまだ需要が多い。このためいったんアイドルとしてデビューさせれば、ドラマや映画などの演技分野にも簡単に進出することができる」と語った。
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