2012年11月17日土曜日

■中国人の品位、その購買力に比べ大きく遅れ―SP紙


中国人の品位、その購買力に比べ大きく遅れ―SP紙
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66059
2012年11月4日 23時45分      

2012年10月31日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国人の購買力は世界最強レベルとなったものの、一方で差別的な待遇を受けたり、偏見をもって見られているとし、中国人は権利を守り、反撃すべきだが、反省と自らの品位を高める努力も忘れるべきではないと説いた。11月1日付で環球時報が伝えた。

北京工商局はこのほど、ナイキが中国と海外での製品販売の対応に差があり、中国人消費者の利益を損ねたとし、同社に487万元(約6300万円)の罰金を課したことを明らかにした。これは中国当局が企業の「二重基準」に対して課した初めての罰金だという。

また、10月にはフランス・パリで14年にオープンする高級ホテルが「中国人観光客お断り」と発表して物議を醸した。その背景には、中国人が所構わず大声で騒ぎ立てるなど、マナーをわきまえず、高級ホテルのイメージにそぐわないとの認識があったとされている。

中国人は現在、世界で最も購買力を持っており、まるで白菜でも買うかのように高級品をためらいなく買いまくっている。しかし、なぜ“神様”を軽視するかのような現象が起こるのだろうか?中国人は大金を使うにもかかわらず、相応の尊重を受けていない。中国のファッション業界関係者は「多くの高級ブランドのデザイナーは高級ブランドを購入する中国人消費者を見下している。なぜなら彼らは購入時に品位をまったく感じさせないからだ」と話す。

上海のワイン輸入商は「一部のワイン輸入企業は海外との2重基準で消費者を騙している」と語る。ワインに対する知識不足が原因で、中国人消費者が「高いものが良いもので、高くなければ買わない」となりがちであることを利用して、一部の輸入商は安いワインを大量に輸入し、ある程度知名度のあるワインと調合した後、1本数百元(数千円)の高値で販売しているという。中国のワイン市場は毎年2ケタのペースで成長しているものの、本当のワイン文化が育っているとは言い難いのが現状だ。

中国人消費者は購買力が急速に強くなっている一方で、品位は追いついておらず、はるかに遅れてしまっている。大国の消費者として、不公平な待遇や差別に直面した際に、権利の保護をして反撃すると同時に、反省と品位を高める努力も忘れるべきではないだろう。



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