北朝鮮が戦闘態勢に?8割超が「情勢はそれほど大したことない」と回答―13億人のアンケート
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2013年4月1日 19時10分
2013年3月30日、北朝鮮が特別声明を発表し、「南北関係は戦時状況に入る」としたことで各国がその動向を見守る事態となっている。翌31日付の北朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)も、同国軍司令部が発した「1号戦闘勤務態勢」について、「全面的攻撃の予告」と伝えた。
別の報道では、「米軍基地のある横須賀、三沢、沖縄、グアムをはじめ、米国本土も射程内」とも伝えており、米国などに対して挑発を繰り返している北朝鮮。これまでは北朝鮮情勢に関心の薄かった米メディアすら、連日にわたって関連報道を行うなど、異例の事態となっている。
隣国の中国では、中国共産党機関紙・人民日報傘下の国際問題専門紙「環球時報(電子版)」が30日付でこれを取り上げ、「朝鮮半島の情勢は深刻なものか?」と読者に質問を投げかけた。これには1日午後2時時点で1万8005人の回答が寄せられ、うち84%にあたる1万5066人が「深刻ではない」とした。残り16%の2939人が「深刻だ」と懸念を表している。以下、読者から寄せられた具体的意見の一部。
「とにかく戦闘準備だけはしておくべき。あらゆる突発的事態に備えてね」
「金(キム)の三男坊には適当に騒がせておけばいい。騒ぎ疲れたら『お腹すいた。食べ物ちょうだい(=食糧支援の要請)』とこっちにやってくるに決まっている。相手にするな」
「中国とロシアがバックについていることを北朝鮮はわかっている。騒ぎを起こしても危険はないと知っているのさ。ただ、本物のミサイルで花火ごっこはしないでほしいが」
「たいして深刻ではないと思います。金(キム)のデブ野郎はますます騒ぎをエスカレートさせるかもしれないが、それでもせいぜいソウルに向けて何発かミサイルを打つ程度では。そして米韓の反応をうかがうのが関の山だと思います」
「金正恩(キム・ジョンウン)はやはり、平壌を一面の廃墟にはしたくないだろうし、朴槿恵(パク・クネ=韓国大統領)もソウルを火の海にはしたくないだろう。どちらの言い分も、内心の焦りを隠すための単なる虚勢だろう。実際に戦争に発展することはありえない。米国だって、彼らが互いに殺しあっても意に介さないだろう。あるいは、北朝鮮を刺激して、開戦をけしかけるかもしれないが」
「半島は戦争には至らないし、米国にももう一度、朝鮮戦争を起こす元気はないさ。北朝鮮も本心としては、戦争は望んでいない。ただ、米国にはったりを見せているだけ。そして和解に持ち込むのが真の目的さ」
「北朝鮮は周辺国にプレッシャーを与えるために米韓を挑発しているだけ。今後、各種援助を引き出すための準備にすぎないさ」
「北朝鮮だって自身の実力をよくわかっているはず。武力にしても、それを支えるエネルギーの供給にしても底力がない以上、国家滅亡に至るリスクを持っている。また、中露は自身の戦略的利益から、米韓に武力行使を許さないだろう。歴史的にも、地理的にもそう判断できる」
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