2013年5月21日火曜日

■販売されている米の44%にカドミウム汚染、工業用米がそのまま食卓へ―広東省広州市


販売されている米の44%にカドミウム汚染、工業用米がそのまま食卓へ―広東省広州市
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72451&type=
2013年5月19日 16時4分    

2013年5月17日、南方日報は広東省広州市で販売されている米と米製品の44.4%から基準値を上回るカドミウムが発見されたと報じた。カドミウム汚染はイタイイタイ病など深刻な公害を引き起こすことで知られている。

16日、広州市食品薬品監管曲は第1四半期食品サンプル検査の結果を発表した。その結果、同市で販売されている米と米製品の44.4%で基準値を超えるカドミウムが検出されたと発表している。ただしどのブランドに問題があったのかについては公表しない方針だ。

中国では耕地の重金属汚染やカドミウム汚染米が深刻な問題となっている。2月、南方日報は記事「湖南省の問題米、広東省の食卓に流入か?」を掲載した。09年、深セン市糧食集団は湖南省から1万トン以上の米を購入したが、当局の検査の結果、重金属汚染が確認された。工業用に使用するよう勧告されたが、深セン市糧食集団はそのまま流通させたことが明らかとなっている。また湖南省政治協商会議によると、近年、同省の農作物は汚染を理由に出荷を拒否される事例が増えているという。

南京農業大学農業資源・生態環境研究所の潘根興(パン・ゲンシン)教授はリスクを避けるため、意識的にさまざまな生産地の食品を食べることが重要だと提言した。同じ産地の食品ばかり食べていると、その産地が汚染されていた場合に影響を受けやすくなる。主食の米ならばなおさら危険だ。そのため中国北部の食品を食べるよう注意するべきだと話している。



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