2013年5月21日火曜日

■【仏国ブログ】カプセルホテルや漫喫、安くて風変わりな日本の宿


【仏国ブログ】カプセルホテルや漫喫、安くて風変わりな日本の宿
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0520&f=national_0520_012.shtml
2013/05/20(月) 10:39

 フランス人女性が、フランスの情報サイト「LEXIO PHILES」のブログで、日本の宿泊施設についてつづった。

 筆者は、日本は物価が高いことで知られているが、だからといって高い宿泊施設ばかりではないと述べた。もし、変わった場所で、かつお金もあまりかけずに一晩過ごしたいのであれば、カプセルホテルを試してみるとよいとすすめた。筆者はカプセルホテルについて、「宇宙人になったかのような気さえする、カプセルの部屋」と述べ、ただし閉所恐怖症の人にはおすすめできないと付け加えた。

 カプセルホテルは通常、駅の近くにあり、日本では酔っぱらって終電を逃してしまったような男性がよく利用していると説明した。一方で、とても安価なため、最近ではここを利用する旅行客の姿も珍しくないようだと述べた。また、お風呂やサウナなど、ほかの宿泊者と共同で使う場所はとても清潔で、各カプセル内には、ベッドはもちろん、テレビやアラームが完備されている。また、各カプセルは密着していて、積み上げられる形で設置されていたと解説した。

 次に筆者は、漫画喫茶について紹介。漫画喫茶は、漫画の巨大な図書館と、サイバーカフェが組み合わさったようなもので、オタクのための避難場所でもあると説明。そこでは、オープンスペースでのパソコンか、絨毯が敷かれ、快適な椅子が備えられたボックスかを選ぶことができる。また、ほとんどの漫画喫茶は、シャワーを完備しており、スナック類やドリンク類の自動販売機があった。

 筆者は漫画喫茶について、一晩過ごすには安全だし、そう高くもないだろうとした。しかし、日本では公共の場で喫煙ができてしまうので、非喫煙者にとってはあまり快適ではないかも知れないとも言及した。

 筆者は、カプセルホテルや漫画喫茶について、エキサイティングで風変わりな一夜の宿として紹介しているが、スタンダードな「旅館」についてもつづった。旅館は、フランスでいえば「オーベルジュ(郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストラン)」のようなものだと紹介した。ここでは、英語を話せる人はあまりいないが、そのせいもあってか、日本の典型的な過ごし方を体験できるとした。ほかにも、一般的に畳や布団、脚の短い木のテーブルが備えられていると、その特徴を述べた。

 日本は物価が高いことでも知られているが、その分選択の幅も大きく、需要に合わせた値段設定がなされている。フランスで格安ホテルといえば、「シャンブル・ドット」といわれる、一般家庭のゲストルームを提供し、朝食を付けるタイプの宿泊施設がある。それと比べると、日本の漫画喫茶やカプセルホテルのようなタイプの宿泊施設は、筆者の目に「風変わり」と映っても無理はない。一方で、これらの利便性を追求した安価なサービスは、フランスよりも治安が安全な日本ならではの産物といえるかもしれない。



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