2013年5月10日金曜日

■アジアの外食事情—日本人はチップが最少


アジアの外食事情—日本人はチップが最少
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324826304578469943713226274.html?mod=japan_newsreel
2013年 5月 08日 13:00 JST  By CRISTIANO ANG

 国が豊かであれば豊かであるほど、国民がチップを支払う確率は低くなる?

 これは、クレジットカードのマスターカードがアジアの消費者のレストランでの食事への支出について行った新たな調査から導き出せる結論の1つかもしれない。アジアの16の国・地域に住む7678人を対象に行われたこの調査によると、アジアで最もチップを支払わないのは日本人で、食事後にチップを置いていくのはわずか3%だった(日本ではチップを払うと店員の感情を害する場合があるだけに、この結果は当然と言える)。このほかにチップをあまり支払わないのは台湾人(9%)で、韓国人とニュージーランド人(ともに13%)が続いた。

 反対に、バングラデシュ人の88%、タイ人の79%が店員にチップを支払うと答えた。(この調査は価格にサービス料が含まれているかどうかについて言及していない)

 外食時の平均支出額を見てみると順位は逆になる。一部の指標で世界で最も豊かな都市とされているシンガポールの人々は、月に平均で262ドル(約2万6000円)を外食に費やし、日本(225ドル)と中国本土(203ドル)がそれに続いた。一方、アジアで外食に費やす金額が最も少なかったのはインド(17ドル)で、アジアの平均は130ドルだった。

 アジアには近年、高級レストラン進出の波が押し寄せているが、まだ高級店での食事が日常的になっているとは到底言い難い。過去6カ月間で最も多く利用されたのは、中価格帯のレストラン、ファストフード店、それにフードコート(ショッピングセンター内の飲食店街)だった。ただし、シンガポール人は高価格帯の店と低価格帯の店の両方を好むようだ。シンガポール人の90%が過去6カ月間のうち少なくとも1回はフードコートを訪れたと答えた一方で、44%が独立系の高級店でも食事したと回答した。

 レストラン経営者は、新規顧客を引き付けるという点で最も強力なツールが口コミであることを頭に置いておかなければならない。回答者の56%はよく知らないレストランに行く場合、家族や友人、同僚の口コミに頼ると述べている。これはインターネットで行くかもしれないレストランの評価をチェックすると答えた比率である35%を上回っている。

 とは言うものの、食事中に取り出されるカメラ付き携帯電話は口コミに役立っている。中国本土人の52%、マレーシア人の51%は食事後、ソーシャルネットワークにレストランの評価を載せると答えているからだ。



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