■中国市場の日系車シェア、過去最低７．６％ 原因は尖閣以外にも

中国市場の日系車シェア、過去最低７．６％　原因は尖閣以外にも
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1111&f=business_1111_001.shtml
2012/11/11(日) 09:37

　中国メディア・中国網は10日、中国の自動車工業協会が9日に発表したデータで、10月の日系乗用車販売シェアが統計を取り始めて以降初めて10％を割り込んだことが明らかになったと報じた。

　同協会が9日発表したデータでは、10月の日系車販売台数が9万8900台と前月比で38．22％、前年同月比で59．41％の大幅減となった。月次の販売台数が10万台に届かなかったのは2009年以降で初めて。

　同月の中国国内の自動車販売総数は前年同期比6．4％増の129万9000台だったことから、日系車は販売シェアも大幅に減少した。10月のシェアは前月比で4．6ポイント、前年同期比では12．3ポイント下回る7．6％にとどまり、同協会が統計を取り始めてから初めて10％台を割り込んだ。

　記事は、日系企業が10月に販促活動を展開したものの販売減に歯止めがかからず、販売数上位10ブランドから日系車がすべて姿を消し、国内ブランドとドイツ系に地位を奪われる結果となったと解説した。

　同協会は、日系車の販売低迷について「中国の自動車市場の急成長に対する予測不足に加え、大規模リコール、震災および尖閣諸島問題の影響」と分析したほか、「車の型式が古くなったこと、競争力が低下したことも関係する」と指摘した。