2013年5月1日水曜日

■「鎌倉」などのご当地ナンバー、2014年度に誕生か


「鎌倉」などのご当地ナンバー、2014年度に誕生か
2013/05/01 3:45 pm
JAPAN REAL TIME 

車のナンバープレートに地元の地名が表示されるいわゆる「ご当地ナンバー」が今後、増加する見通しだ。早ければ2014年度には「鎌倉」や「世田谷」などの新ナンバーがお目見えする。


「ご当地ナンバー」は地域活性化につながるとの声

神奈川県鎌倉市の市民グループはご当地ナンバープレート「鎌倉」の実現に向け、昨年11月に要望書をに松尾崇市長に提出した。世界遺産登録推進に向けた鎌倉ブランド向上や地域活性化の一環。近隣の逗子市、葉山町と横浜市の一部に連合を働きかけている。

一方、東京・世田谷区の地元企業などで作る団体は、「世田谷」ナンバー導入の要望を決めた。世田谷区の車は現在「品川」だが、「世田谷」が実現すれば都内で初めてのご当地ナンバーとなる。世田谷区の地元企業などで作る団体は、「世田谷ブランド」を広くPRしたい意向だ。

こうした動きは国土交通省が昨年7月に決めた、ご当地ナンバーの拡大方針が背景。来月末まで募集し、対象となる地域を決定、2014年度からの交付を目指す。対象地域は一定のまとまりがあり、複数の市町村にまたがることや対象地域で登録自動車が10万台を超えることが条件。

2006-08年に仙台、富士山(山梨、静岡)など19地域で導入され、地域の活性化につながるとして平泉(岩手)や前橋、伊勢志摩(三重)、奄美(鹿児島)などで実現を求める声が広がった。先月には春日井ナンバー(愛知)を求める協議会が発足した。申請は市町村が都道府県を通じて行う。

ご当地ナンバーに変更する場合には、住居の移転に伴うナンバーの変更と同様、計2000円程度の費用がかかり、国の歳入となる。

余談だが、「1票の格差」で問題になっている区割りは、歴史的なつながりに根ざして決められることが多い。同じ都道府県内でも隣り合う地域どうしが反目しあって同一の選挙区にならないケースもある。鎌倉のように「ご当地ナンバー」のために連合する地域が、やがて同じ選挙区にならないとも限らない。

あるいは、世田谷のように従来の広域のナンバーから「分離独立」の動きが強まることもあるだろうか。



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