2013年5月9日木曜日

■記者に「車代」が当たり前の中国、そうでない日本=中国メディア


記者に「車代」が当たり前の中国、そうでない日本=中国メディア
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0508&f=national_0508_033.shtml
2013/05/08(水) 14:58

 中国メディア・南方都市報は8日、中国のメディア記者と日本の記者を比較し、「中国記者のイメージを改善するには、その待遇を高めなければならない」とする評論記事を掲載した。

 記事は、飲料メーカー・農夫山泉が先日北京で飲料水の品質にかんする記者会見を開いた際に北京メディア・京華時報の記者と口論になった問題で、著名ネットユーザーが「記者の横暴」とコメントしたことを紹介。メディア記者が往々にしてネガティブなイメージを持たれるとした。

 その大きな原因として記事は、「企業などが記者に車代などを渡すのが公の秘密、暗黙のルールと言ってよい状況」であることを挙げた。一方で、日本では記者に金銭を渡すケースはほとんどなく、取材先の企業との食事も割り勘であると紹介。さらに、戦後まもなくからメディアの報道倫理が規範化され、大手新聞社は自前の報道指針を持っているとし、日本の「清廉」ぶりを伝えた。

 記事は、日本メディアの「清廉」が成り立つ背景には記者の高収入があるとした。そして「健全なメディアを育成するには、メディア業界人にふさわしい生存、発展環境を作ることも必要だ」と論じた。

 日本との比較はさておき、中国で「地獄の沙汰もカネ次第」と揶揄(やゆ)されるのは企業と記者との関係だけにとどまらない。社会全体が「カネ次第」にならないようなシステムづくりが必要だろう。



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