ラスベガスのカジノの中国人大口顧客に、米当局がマネーロンダリングの嫌疑―米紙
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2012年9月25日 17時37分
2012年9月21日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米ラスベガスに巨額の利益を落とす中国の大口顧客に対し、米当局はマネーロンダリングや組織的犯罪の疑いを抱いている。22日付で環球時報が伝えた。
ザ・ベネチアンの36階にはアジアの大口顧客向けのフロアがあり、ここでは1回当たりの掛け金が1万~40万ドル(約78万~3100万円)となっている。今年の旧正月、ウィン・ラスベガスのカジノではわずか一晩で1600万ドル(約12億5000万円)の収入があり、同社史上最も利益の上がった一晩となった。
しかし、中国人が毎年自由に持ち出せる金額は最高5万ドル(約390万円)までと規定されているため、一部の超大口顧客は海外の組織に依頼して巨額の資金を得ているが、米国当局ではこれにマネーロンダリングや組織的犯罪の疑いがあるとみている。米カジノリゾート運営会社の中国業務拡大に伴い、米財務省の下級法執行部署は、一部のカジノ仲介役が資金の出所を隠ぺいし、ラスベガスが新たなマネーロンダリングの中継地点になっているのではないかという疑いをかけている。米財務省金融犯罪捜査網は先月、カジノに警告を出し、カジノ仲介の運営や顧客についての監督を要請した。
ラスベガスの中国への興味は、米国企業が中国の資産流出が増加し続けていることに注目した最も新しい例であり、米国企業もこの資産から利益を得ようとしている。過去5年間で、ラスベガスを訪れる中国本土と香港の観光客は80%近く増加した。カジノにとって、最も重要な収入源は中国人大口顧客の好むバカラである。今年1~7月のバカラによる収入は5年前の同時期と比べて49%も伸びた。ラスベガスのカジノ全体の同時期の収入は10%近く下がっており、ある有名カジノのマネージャーは、中国人客の数は多いとは言えないものの、その影響は大きいと指摘した。
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