中国路線キャンセル5万席
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120925-1022767.html
[2012年9月25日12時58分]
中国各地での反日デモなど日中関係の悪化を受け、全日本空輸と日本航空の日中間を結ぶ路線で、9~11月の団体客の予約キャンセルが計5万2千席を超えたことが25日、分かった。全日空は21日時点で約3万7000席、日航は24日時点で計約1万5500席が取り消されたという。
このほか日本企業の出張自粛の動きが拡大してビジネス需要の減少も顕著となり、全日空や19日に株式を再上場したばかりの日航の業績に冷水を浴びせるのは必至。両社は既に10月発着便の一部について航空機の小型化または減便を決め、今後も追加措置を念頭に「動向を注視していく」という。
団体客キャンセルの内訳は、日航は日本発が約6900席、中国発が約8600席、全日空は日本発が約1万席、中国発が約2万7000席。
全日空は10月17~31日に羽田、成田、関西をそれぞれ発着する北京線の一部で、使用する航空機を小型化する。日航は成田発着の北京、上海線と、関西発着の上海線を10月10~27日に減便する。
日航の植木義晴社長は25日、東京都内で記者団に「減便とともに、特に団体客には他国への利用を勧めることで収入や費用への影響を最小限にとどめたい」と語った。(共同)
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