2012年9月26日水曜日

■中国人観光客宿泊キャンセル続出


中国人観光客宿泊キャンセル続出
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20120925-OYT8T01695.htm
(2012年9月26日  読売新聞)

 京都商工会議所の立石義雄会頭(オムロン名誉会長)は25日の定例記者会見で、尖閣諸島を巡る日中間の対立により、10月以降、京都のホテルなどで中国人観光客の宿泊のキャンセルが相次いでいるとの調査結果を明らかにした。

 中国では9月下旬から10月上旬、建国記念日「国慶節」を挟んで連休となっており、多くの中国人観光客が京都にも訪れる。商議所が今月21日に旅行会社やホテルなど19社・団体に調査したところ、年間売り上げの半分が国慶節の時期に占める旅行会社は「10月のキャンセルが5割、国慶節後の10~12月のキャンセルも5割を超える」と回答。ある大型ホテルも「150室300人のキャンセルがあった」と報告。旅行会社3社では9~12月に中国旅行を予定する日本人のキャンセルも続出しているという。

 中国に進出している府内の主要企業からは、デモや略奪の直接的被害の報告はないという。日中関係について、立石会頭は「互いを最大貿易国として利益共有を認識し、決着を考えるべきだ」と語る一方、「この問題は、日本企業がアジア市場全体へ事業展開戦略を急ぐきっかけになるだろう」との考えも示した。




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