■【ネットトレンド】韓国のロケット打ち上げが延期に。韓国ネットユーザーは失望感
http://www.terrafor.net/news_m39QXR2ThW.html?right
2012年10月27日 19:00
26日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」の打ち上げが延期された事が中央日報により報じられた。
当初、羅老は午前10時に打ち上げられる予定だったが、準備過程で燃料注入連結部品で漏れが発生し、打ち上げが延期されたようだ。
韓国のネットユーザーは「羅老の打ち上げ延期また?」「羅老が宇宙へ行くのは本当に難しい」など、失望感を表しているようだ。
羅老は2010年6月の2度目の打ち上げで、離陸137.3秒後に墜落していた。
これによる2ちゃんねるの反応
「延期を決断したこと「だけ」は評価する。」
「天気じゃなくて燃料漏れかよw」
「まじめな話、不具合が出て延期するのはまっとうな判断だから、ちょっとは成長してるんじゃね?」
「墜落に比べれば、延期はよいことなのに。 」
「永遠に延期してれば失敗する事も無いからな」
延期を決断した事については評価されているようだ。
打ち上げ延期となった羅老。整備が行われたあと、しっかりと打ち上げられるのだろうか。
参考元:中央日報
■韓国ロケット、ヘリウム注入口の密封ゴムリングが破損
http://japanese.joins.com/article/078/162078.html?servcode=300§code=330
2012年10月27日09時49分 [ⓒ 中央日報]
韓国の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)の打ち上げを5、6時間後に控えた26日午前10時1分、非常事態が発生した。「羅老」1段目に超高圧ヘリウムを注入してもロケット内部の圧力が上がらない異常現象が見つかったのだ。急いでヘリウム注入口を調べたところ、「羅老」内部のヘリウム圧力を維持するリング形態のゴム成分密封部品(seal)が破損しているのが確認された。「羅老」の燃料バルブや酸化剤バルブは、ヘリウムから発生する圧力で開閉するよう設計されている。圧力が維持されなければ打ち上げられないということだ。
韓ロ技術陣は緊急会議を開き、「羅老」をまた組立棟に移して点検・修理することを決めた。続いて午前11時、教育科学技術部(教科部)の趙律来(チョ・ユルレ)第2次官が全羅南道高興の羅老宇宙センタープレスルームで、「羅老のヘリウム注入系統に異常が発生し、打ち上げを延期する」と発表した。韓国航空宇宙研究院の金承祚(キム・スンジョ)院長と関連技術陣の表情は険しかった。
ヘリウム圧力を維持する密封部品の異常はリハーサルでは見つからなかった。趙光来(チョ・グァンレ)羅老号発射推進団長は「超高圧のヘリウムが注入され、その圧力に耐えられず破損したようだ」と推定した。該当部品はロシアで製作されたもので、予備品は確保されている。
技術陣によると、ヘリウム注入口と圧力密封装置は「羅老」両翼の中間の下に円盤の形で位置する。液体ヘリウムや燃料などを「羅老」に注入するところだ。ヘリウムが満たされれば220気圧を超える空気圧が生じる。打ち上げの時はこの部分が一瞬にして落ちる。
韓ロ技術陣はこの日午後、「羅老」を組立棟に移した。現在のところ、打ち上げは早くとも5日後の31日に可能という。金承祚院長は「点検と修理が速かに行われても、羅老を発射台にまた移してリハーサルをするのに時間がかかる」と説明した。いったん「羅老」が組立棟に入れば、また発射台に設置して打ち上げの準備を終えるのに少なくとも3日はかかるからだ。
ノ・ギョンウォン教科部戦略技術開発官は「技術的な分析が終われば韓ロ飛行試験委員会(FTC)を開き、結果を検討した後、羅老3次発射管理委員会で打ち上げ日程を決め直す」と説明した。
故障が予想以上に深刻な場合は、今回の打ち上げ期間(26-31日)に打ち上げられない場合もある。その場合、打ち上げ日程を改めて決め、国際機構に通知する手続きなどが必要なため、打ち上げは来月中旬ごろまで延期される可能性が高い。
打ち上げの延期が決まると、高興郡の住民と観光客は失望感を表した。住民のチェ・ソンチャンさん(53、高興郡)は「打ち上げが延期になったという話を聞いて、ひょっとしてまた失敗するのではという心配が先立った。早く欠陥を補完して、必ず羅老を宇宙に打ち上げてほしい」と話した。
■羅老号:打ち上げ延期、次回は早くて31日
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/27/2012102700391.html
2012/10/27 08:39
ヘリウムガス注入部に問題
第1回目の打ち上げ時はヘリウムセンサーが誤作動、今回は密封用シールが破損
26日に予定されていた韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」の3回目の打ち上げが、ロシアが製の部品の異常により延期された。次の打ち上げは早くても31日以降になるとみられる。
韓国教育科学技術部(省に相当)の趙律来(チョ・ユルレ)第2次官は同日午前に行われた緊急記者会見で「打ち上げ準備の段階で、1段目のロケットと発射台の連結部分に当たるヘリウムガス注入部に異常が見つかった」として「問題を解決するために、羅老号の打ち上げの延期が避けられなくなった」と述べた。
問題が深刻な場合、打ち上げが11月にずれ込む可能性もある。
羅老号に異常が見つかったのはこの日午前10時1分。打ち上げ予定時刻の5時間前だった。午前8時43分から羅老号の1段目ロケットにヘリウムガスを注入していた韓国とロシアの技術陣が、ヘリウムタンクの圧力が下がっているのを発見したのだ。双方の技術陣は打ち上げ準備を即座に中止し、発射体を肉眼で確認した。その結果、ヘリウムと液体燃料(ケロシン)を注入する連結部分のシール(密封用のゴムリング)が切れて飛び出し、ヘリウムが外に漏れていることが分かった。
問題が発生した部分は、ロシアが製造した1段目ロケットの最も下の部分。ヘリウムは1段目の液体ロケットの主なバルブとエンジンを制御し、推進剤を噴射するターボポンプの圧力を維持する役割を果たす。
羅老号第3次発射推進団の趙光来(チョ・グァンレ)団長は「問題の部分は複数のゴムリングを重ねて密閉性を維持しているが、最も内側のゴムリングが破損し、圧力が高まって最も外側のリングまで連鎖的に破損したとみられる」と説明した。韓国・ロシア双方は同日午後、発射体を発射台から1.2キロ離れた組み立て棟に再び移動させ、破損の原因究明および修理作業に着手した。次の打ち上げは早くても、予備日の最終日に当たる今月31日になる見通しだ。
ゴムリングだけ交換すれば問題ないとの結論が出たとしても、打ち上げは31日以降になる。発射体は現在、組み立て棟に移された状態だ。発射体を再び移送して発射台に設置し、打ち上げ作業に入るまでには3日を要する。教育科学技術部のノ・ギョンウォン戦略技術開発官は「28日は雨が予想されているため発射体の移送が困難で、日曜日は韓ロの合意により休息日に当てることになった」と語った。
月曜日の29日に羅老号を発射台に移しても、31日にようやく打ち上げが可能となる。ノ開発官は「今、重要なのは、羅老号を早く打ち上げることではなく、完璧を期して打ち上げを成功させること」と付け加えた。
これは、26-31日に設定されている打ち上げ期間にはこだわらないという意味だ。2009年8月の1回目の打ち上げの際も、最終的なカウントダウンが始まった直後に1段目ロケットのヘリウムの圧力が低下していることが分かり、打ち上げが中断された。当時の原因は、ヘリウムセンサーの誤作動だった。
高興= 李吉星(イ・ギルソン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
■そびえ立つ“大韓民国”…「羅老」、発射台に設置完了
http://japanese.joins.com/article/922/161922.html?servcode=300§code=330
2012年10月25日08時58分 [ⓒ 中央日報]
韓国から26日午後に打ち上げ予定の宇宙ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-1)が発射台に設置された。太極旗と「大韓民国」という文字が鮮明に刻まれた直径2.9メートル、全長33メートルの羅老号は空に向かってそびえ立つ威容を誇った。
韓国航空宇宙研究院は全羅南道高興郡(チョンラナムド・コフングン)の羅老宇宙センターで24日午後5時10分ごろに羅老号を発射台に据え付ける作業を完了したと明らかにした。この日午前、無振動車両に載せられたロケットは組立場を出発し直線距離で1キロメートルに満たない発射台まで約1時間半をかけて移動した。山腹を回る道では「車両のタイヤがはみ出さないだろうか」、発射台に据え付ける時は「2年余り使わなかった機器がまともに作動するだろうか」という心配から韓国とロシアの技術陣は緊張した。羅老号が発射台に据え付けられると100人余りの技術陣は歓呼した。羅老号打ち上げ推進団のチョ・グァンレ団長は、「国民の声援にこたえるために必ず打ち上げを成功させる」と話した。
26日午後3時30分~7時の間に羅老号打ち上げが成功すれば韓国は自国から自国ロケットで衛星を打ち上げた10番目の国となる。羅老号は100キログラムの科学衛星を地上300~1500キロメートルの宇宙楕円軌道に上げることが任務だ。20億ウォンをかけKAIST人工衛星センターが開発した科学衛星は宇宙放射線とイオン層を測定し、映像センサーなど国産化部品などを検証する役割をする。地上で精密な宇宙軌道を測定できるようレーザー反射鏡も取り付けられている。寿命は1年だ。
韓国とロシアの技術陣は2010年6月10日の2度目の打ち上げ失敗以後、原因の分析と補完に没頭した。技術陣は1度目と2度目の打ち上げ失敗原因と推定される技術問題を補完した。最初の失敗の原因である衛星保護カバー(フェアリング)分離用電源を高電圧から低電圧に変え、羅老号上段部にある自動飛行終端装置(FTS)を作動できないようにした。また、羅老号上段と下段ができるだけ互いに影響を及ぼさないよう各種装置とソフトウェアを改善した。
だが、このような努力でも100%打ち上げ成功が保障されるものではない。1度目の失敗原因は明確になったが2度目の失敗原因は羅老号が空中爆発したため推定するだけだ。残骸も済州道(チェジュド)沖の公海上に落ち引き上げすらしなかった。このため3度目の打ち上げのために改善した技術的問題が本当に失敗原因なのかどうかは確実でないという指摘が出ている。あるロケット専門家は、「各部品が作動するかを実際の宇宙環境で実験しておらず、どんな問題が出るかわかりにくい点がある。宇宙ロケット技術は研究室の経験だけでなく、数多くの試行錯誤を経るという点を国民が理解しなければならない」と話した。
気象庁は打ち上げ予定時間の26日午後3時30分ごろ、羅老宇宙センターと打ち上げ台上空に雲がかかるが雨が降る可能性は低いと予想した。気象庁のチャン・ヒョンシク通報官は、「雲が多いと予想され、雨は夜から降り始めると予想される。打ち上げ予定時間の風速は秒速1~2メートル」と予報した。だが雨が降る時間が早まる可能性も排除できない状況だ。
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