大学教授ら、農心ラーメン回収騒動めぐり批判の声
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/30/2012103000665.html
2012/10/30 09:35 朝鮮日報
「科学的な根拠に基づいて対応すべきだった」
食品分野の大学教授で構成された韓国食品安全研究院は29日「食品医薬品安全庁(以下、食薬庁)は科学的根拠がないまま、農心に即席ラーメンの一部商品を回収させたが、これは非常に性急な対応だった」と批判する意見書を発表した。同研究院の院長はソウル大学の李炯周(イ・ヒョンジュ)教授。
研究院は「ラーメンのスープから検出された発がん性物質「ベンゾピレン」は、サムギョプサル(豚の三枚肉)を焼いて食べる場合に摂取する量の平均と比べても非常に少なく、人体にはほとんど害がない」と主張している。
研究院はさらに「食薬庁が通常の対応(安全性の確認)を取らず、あえて回収の決定を下すには、通常の対応が誤っているという科学的根拠を提示しなければならないが、そのような手続きは今回省略されている。これは非常に残念なことだ」「食薬庁は科学的な評価に基づき、一貫性と専門性に基づいた食品行政に取り組まなければならない」と訴えた。
問題が発覚した直後、食薬庁が問題の即席ラーメンを回収してベンゾピレンの含有量を調べたところ「一生涯食事のたびに摂取しても、人体に影響のないレベル」だということが分かり、この結果を発表していた。ところが24日に行われた国会保健福祉委員会の国政監査で、野党議員たちが安全性に対する疑問を指摘すると、突然態度を変えて商品の回収命令を下した。
0 件のコメント:
コメントを投稿