2012年10月29日月曜日

■中国人の読書、世界最低レベル「礼儀の国として不適当」=中国 


中国人の読書、世界最低レベル「礼儀の国として不適当」=中国 
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1029&f=national_1029_020.shtml
2012/10/29(月) 12:26

 中国メディア・中国新聞社は29日、中国人の読書冊数が世界最低レベルであるとする統計を紹介したうえで、中国の読書促進制度の立ち遅れを指摘するとともに、莫言氏のノーベル文学賞受賞が読書促進のきっかけになるとする専門家の意見を伝えた。

 記事は中国新聞出版総署が4月に発表した、全国の約2万人を対象にした読書調査で1人当たりの年間読書冊数(紙媒体)が4.35冊で、発表当時国内メディアが「韓国の11冊、フランスの20冊、日本の40冊よりはるかに少ない」と報じたことを紹介した。

 中国新聞出版研究院の徐昇国氏は「過去数年同様の結果であり大きな変化はない」とする一方で、「世界的に見れば確かに低く、伝統国、礼儀の国にふさわしくない」と解説した。

 記事はそのうえで、諸外国が国レベルで読書奨励政策を実施する一方で中国では政府支援による全国的な活動が行われず、局地的な読書活動にとどまっていることを指摘。「上は政府、指導者、出版社から、下は母親、児童まで読書への認知を再形成するとともに、国が国家戦略として読書デーや基金を設置しなければならない」とする徐氏の意見を紹介した。

 記事はまた、ノーベル文学賞を受賞した中国人作家・莫言氏の全集を100万部売り出すとの話題を取り上げた。徐氏は全集が予定通り売れたとしても「平均読書冊数を0.001冊上昇させるだけ」と試算する一方で、関連当局が莫言氏に乗じた読書ブーム推進を画策しており「ともあれ、これは1つのチャンスだ」と語った。



0 件のコメント:

コメントを投稿