2012年9月1日土曜日

■社会学者が警告、高齢化した中国に「奇跡的な経済成長」は不可能―中国メディア


社会学者が警告、高齢化した中国に「奇跡的な経済成長」は不可能―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64244&type=
2012年9月1日 8時22分      

2012年8月30日、中国の社会学者、呉迪(ウー・ディー)氏は「高齢化後の中国が奇跡的な経済成長を続けることはできない」との見方を示した。大手ポータルサイト・網易に掲載された。以下はその概要。

ドイツ銀行のレポートによると、中国の労働力人口は2015年に9億9800万人に達するが、これをピークに大幅な減少を始め、欧州や日本と同じような高齢化社会に突入する。中国の現在の人口構成は1990年代初めの日本とよく似ているという。

1970年代末に始まった「一人っ子政策」により、従属人口指数(年少人口と老年人口が生産年齢人口に対して占める割合)は減少傾向に転じた。当時は安価な労働力があり余っていた時代。中国製造業は彼らの存在に支えられて大きく発展した。だが、2025年には中国の年齢中央値は米国を超えると予想されている。中国製造業が今のような発展を継続させるのは難しい状況となっている。

米シンクタンク、アメリカンエンタープライズ公共政策研究所(AEI)のアジア問題専門家、Nicholas N.Eberstadt氏は今年2月、2030年の世界の人口構成に関する予測を発表。現在は新興国家である中国も▽労働力人口の減少▽高齢化▽2020年には「結婚できない男性」が3000万~4000万人に上るという「一人っ子政策」の弊害により、発展の勢いにブレーキがかかると指摘している。



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