2012年9月5日水曜日

■スイス航空機内で乱闘の中国人、客室乗務員にも暴行していた


スイス航空機内で乱闘の中国人、客室乗務員にも暴行していた
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0905&f=national_0905_037.shtml
2012/09/05(水) 13:33
       
 中国人乗客2人が飛行中のスイス航空機内で乱闘した事件で、周囲の乗客も殴りあいに加わり、止めに入った客室乗務員も暴行を受けたことが分かった。中国新聞社が報じた。

 事件は2日、北京に向けてモスクワ上空を飛行中のスイス航空機内で発生した。中国人2人が乱闘しため、機内が大混乱。同機は出発したチューリッヒに引き返した。問題を起こした2人は現地警察に引き渡された。氏名は公開されていないが双方とも男性で、年齢は27歳と57歳とされる。双方とも酒を飲んでいたという。

 前列に座っていた1人が背もたれを後方に傾けたところ、後列座席にいた1人と口論になり、ただちに殴り合いになった。周囲の乗客も殴りあいに加わった。客室内は混乱し、一時は「制御不能」な状態になった。

 乗客によると、「あっという間だった」という。最終局面では、男性の客室乗務員が2人を分けようとしたところ、年上の男性はさらに怒り、乗務員の首を絞めた。近くにいた体格のよい乗客が協力し、やっとのことで争う2人を分けることができたという。

 殴り合いを始めた乗客のうち、若い方のひとりは改めて着席した後も興奮して、大声で怒鳴り続けた。客室乗務員らがやむを得ず、最高部の座席に連れてって座らせ、シートベルトで両手を縛った。それでも、叫び続けていた。飛行機はチューリッヒに引き返した。

 同事件が中国で報じられると、機内で殴りあいを始めた男性2人を「法律上の制裁と、道徳的な叱責があって当然」と厳しく非難する声が相次いだ。

 同時に、機長がチューリッヒまで引き返したことについては、「過剰反応ではないか」と疑問する声もでた。ただし、国際線で30年間乗務しているというベテラン機長のひとりは「機内は狭く、特殊な場所だ。殴り合いが始まったのでは、(消火器など)緊急用の設備に手をつけられる場合もある。航空機の安全を確保するために、着陸することは当然の措置だ」と述べた。

 問題を起こした2人は現地警察に身柄を拘束され、3日午後に釈放された。うち1人には、身柄拘束90日に相当する罰金が科せられたことが分かった。スイスの法律で、刑事処罰の対象となる公共交通に危害を与えた罪が適用されたという。



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