2012年9月18日火曜日

■中国・反日デモ 韓国の観光産業にも影響


中国・反日デモ 韓国の観光産業にも影響
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2012/09/18/0800000000AJP20120918000800882.HTML
 2012/09/18 10:17 KST

 【ソウル聯合ニュース】K-POPなどの「韓流ブーム」に後押しされ、中国人をはじめとする外国人観光客が続々と韓国を訪問しているが、海外旅行をする韓国人の増加で韓国の観光収支は12年連続の赤字になる公算が大きい。一方、中国で起こっている反日デモが中国人観光客の韓国訪問に影響を与えるとの指摘も出ている。

 文化体育観光部と情報会社のエフエヌガイドによると、今年1~7月の韓国の観光収入は84億600万ウォン(5億9233万円)で、観光支出は89億1400万ウォン。5億800万ウォンの赤字になった。1~7月までに海外旅行に出かけた韓国人は前年同期比6.7%増の790万人で、韓国を訪問する外国人(635万人)より155万人多い。

 韓国政府は今年、海外からの観光客誘致目標(1100万人)を達成し、観光収支が12年ぶりに黒字転換することを期待していた。

 これについて、文化体育観光部の関係者は「6、7月に連続赤字を記録したため黒字は難しくなった。10億ドル程度の赤字になるだろう」と話す。

 1~7月に韓国を訪問した外国人観光客は前年同期比21.8%増の635万人。特に7月は初めて月間100万人を突破。中国人観光客は32万3000人で日本人(30万人)を上回った。

 中国人観光客は中秋節と国慶節(建国記念日)の連休期間(9月29日~10月7日)に多くやってくるとみられ、関連業界は大きな期待をしている。

 ◇韓日同時ツアーも多く影響

 尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり悪化する日中関係の影響で、この先、中国人が日本旅行を取り止め韓国を旅行することも考えられる。ある証券会社のアナリストは「ソウルで2泊、済州島で2泊する4泊5日の旅行商品の需要が高まっている」と話す。

 ただ、中国人観光客のツアーは韓国と日本を同時に回るケースも多いため、韓国にとっては悪材料になるとの懸念も出ている。

 韓国観光公社の関係者は「中国内の反日デモの激化が韓国に影響を及ぼす恐れがある。中国内でのマーケティング強化する計画」と話す。

sarangni@yna.co.kr



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