JTB「反日デモは早く沈静化して」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120918-1019092.html
[2012年9月18日17時44分]
尖閣諸島問題に端を発した日中関係の悪化で両国を行き来する旅行客のキャンセルが相次ぎ、旅行業者は「これまでより悪い状況が長期化するかもしれない。早く収束してほしい」とため息をついている。
大手旅行会社JTBの担当者は「中国旅行の予約が入らなくなってきている。反日デモが続いており、様子を見ようという動きがあるのではないか」と話す。中国の観光地でデモの影響があったとの情報は把握していないが「心理的に行きたくない人もいるのだろう」と分析。「沈静化してほしい」とこぼす。
富士山を望むロケーションで中国人客に人気のある山梨県富士河口湖町の「富ノ湖ホテル」。尖閣諸島の国有化以降、グループ全体で9月に予約が入っていたツアー客ら約500人のキャンセルが出た。
10月初めは国慶節(中国の建国記念日)の大型連休。中国人が予約の9割を占めるだけに、天野隆総支配人は「どのくらいキャンセルが出るのか想像もつかない」と表情を曇らせる。
千葉県内の旅行会社も国慶節を利用した訪日観光ツアー6件がすべてキャンセルに。100人以上が参加し、東京、大阪、北海道を回る予定だったが、客から「抗議の意味だ」と理由を告げられた。
解約された旅行代金は計数百万円に上るが、担当者の中国人社員は「尖閣諸島の国有化はやり過ぎ。仕方がない」とあきらめ顔だ。(共同)
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